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» 2012年10月11日 11時00分 UPDATE

自然エネルギー:使用済み食用油で電力を、外食企業が運用開始

外食チェーン店などを経営するプレナスは、店舗から回収した使用済み食用油を改質し、バイオマス燃料の一種「バイオディーゼル燃料」として発電などに利用する。

[笹田仁,スマートジャパン]

 プレナスは、使用済み食用油をバイオマス燃料の一種「バイオディーゼル燃料」として使用する施設を建設した。プレナスは定食チェーンの「やよい軒」や、持ち帰り弁当の「Hotto Motto」を経営している。

 埼玉県北葛飾郡杉戸町に建設した給油所「関東プレナスステーション」(図1)に軽油で動作する発電機を設置し、バイオディーゼル燃料で動作させ発電させる。発電機の出力は6000W程度。関東プレナスステーションで使用する電力はすべてこの発電機で間に合うという。

Plenus_Bio_Diesel.jpg 図1 プレナスが建築した「関東プレナスステーション」

 バイオディーゼル燃料は輸送用トラックの燃料としても利用する。関東プレナスステーションでは、トラック向けにバイオディーゼル燃料を供給する。ただしバイオディーゼル燃料は、一般的な軽油に比べるとゴムや樹脂を劣化させるという性質がある。そこで、バイオディーゼル燃料を利用するトラックは、ゴムや樹脂の部分をフッ素系樹脂のものに交換してあるという。

 バイオディーゼル燃料として国が公認しているものには、バイオディーゼル燃料を5%、軽油を95%の比率で混合した「B5燃料」がある。プレナスが今回利用しているバイオディーゼル燃料は「B100燃料」というもので、成分の100%がバイオディーゼル燃料となっている。プレナスによると、国の公認を受けていない燃料だが、自己責任で使うには問題ないと確認を取っているということだ。

 プレナスは2007年から九州で同様の取り組みを続けていたが、東日本でバイオディーゼル燃料を利用する施設を建設するのはこれが始めて。

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