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» 2014年07月15日 15時50分 UPDATE

エネルギー管理:月額900円、安価な運用をうたう太陽光遠隔監視システム

ファインウッズは2014年7月、太陽光発電システム用の遠隔監視システムを発売した。携帯電話用のSIMを利用して、通信料金を抑えており、導入費用は20万円以下である。

[畑陽一郎,スマートジャパン]

 「ユーザーが購入した携帯電話用のSIMを差し込むだけで機能する。このような仕組みを採ったため、月額の通信料金を900円(税別)と低く抑えることができた」(ファインウッズ)。本体の価格は19万8000円(税別)。

 ファインウッズが2014年7月に発売した「運転状況簡易遠隔監視システム」はパワーコンディショナーと接続するだけで、太陽光発電システムの動作や異常を遠隔地から監視できる(図1)。新電元のパワーコンディショナー「PVS010T200」(10kW)に対応する。「同製品は国内で広く採用されていることから、動作保証対象とした」(同社)。

 図1右側のボックスがパワーコンディショナーとのRS-485シリアル通信を担い、左側のルータが無線通信を実行する。両装置間はLANケーブル(クロスケーブル)で接続する。2台のハードウェアへはそれぞれ100〜200Vの電力を供給する必要がある。ハードウェアの消費電力は2.5〜3W。

yh20140715finewz_hard_521px.jpg 図1 運転状況簡易遠隔監視システムのハードウェア 出典:ファインウッズ

 最大30台のパワーコンディショナー(PCS)を監視でき、PCS単位で連系状態や運転状態を取得できる。「電圧上昇抑制*1)などPCSが取得した情報は全て加工せずに表示する」(同社)。

 取得した情報を携帯電話回線網経由で送出する。この情報はWindows 7/8/8.1上で動作する専用アプリケーションソフトウェアを用いてPC上で閲覧できる。取得情報はCSVファイルとして保存可能。取得、表示できるPCSが検知したエラー情報の他、入力側、出力側とも電圧と電流、電力、積算電力量である(図2)。

*1) 系統の電圧が一時的に高くなっているとき、PSCが無理に電力を送り出すと、さらに系統の電圧が高くなってしまい、近隣の他の利用者に悪い影響を与えてしまう。このような状況が起きないよう、PCSには電圧上昇抑制機能が組み込まれている。この機能が動作すると売電は一時的に停止する。

yh20140715finewz_display_590px.jpg 図2 アプリケーションの画面表示内容(クリックで拡大) 出典:ファインウッズ

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