ニュース
» 2014年11月27日 13時50分 UPDATE

蓄電・発電機器:太陽光を柔軟に切り替える装置、商用電源を補助利用

ネクストエナジー・アンド・リソースは2014年12月、太陽光発電システムと商用電源を自動的に切り替える小型の装置「NR-PC1000」を発売する。価格は2万9700円。いわゆるオフグリッド用のシステムを拡張する形だ。

[畑陽一郎,スマートジャパン]

 ネクストエナジー・アンド・リソースは2014年12月1日、太陽光発電システムと商用電源を自動的に切り替える小型の装置「NR-PC1000」を発売する。価格は2万9700円(税別)。

 現在、太陽光発電システムとして脚光を浴びているのは屋根上や遊休地などに太陽電池モジュールを設置し、パワーコンディショナーを介して商用電源(系統)と接続(連系)する方式だ。

 しかし、太陽光発電システムには連系を前提としないタイプの使い方もある。オフグリッドと呼ぶ。そもそも商用電源が利用できない山間部や無人の島などでの利用だ。個人が家庭などで利用することもある。太陽電池モジュールを蓄電池と直結し、蓄電池をインバーター(直流交流変換器)につなぐ。インバーターには交流のコンセントが備わっており、家電などの利用が可能だ。

意識せずとも商用電源を併用

 NR-PC1000はこのような使い方の幅を広げる製品だ。天候や時間帯によって太陽電池の出力が下がると、蓄電池の出力が次第に低下する。放っておくと、家電の電源が突然落ちてしまう。このような事態を防ごうとすると蓄電池の大型化が必要になり、コスト高になる。

 「NR-PC1000は2つの電源と接続して使う。インバーター(変換器)からの入力と商用電源(交流100V)からの入力だ。常時インバーター入力の電圧を監視しており、電圧が低下すると15ミリ秒以内に商用電源に切り替わる。内蔵リレーを用いており、切り替えは自動だ。太陽電池の発電が回復すると、再度インバーター入力に戻す」(ネクストエナジー・アンド・リソース)。機器の接続関係を図1に示した。

yh20141127next_connection_400px.jpg 図1 NR-PC1000の利用方法 出典:ネクストエナジー・アンド・リソースの資料を一部編集

 実際の利用状況を図2に示した。左側の箱がインバーターであり、太陽電池モジュールとつながっている。中央の青い箱がNR-PC1000。インバーターとコンセントから電力を得る。NR-PC1000には交流100Vのコンセントが前面に2つ備わっており、合計10A(1000W)までを利用可能だ。図2ではコンセントの1つに家電を接続している。

 NR-PC1000の前面には表示ランプが2つある。オレンジ色のランプはNR-PC1000に何らかの電力が入力されているかどうかを示す。緑色のランプが点灯している場合、インバーター入力を利用している。

yh20141127next_case_530px.jpg 図2 インバーターや家電と接続したところ 出典:ネクストエナジー・アンド・リソース

Copyright© 2017 ITmedia, Inc. All Rights Reserved.