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» 2015年03月25日 11時00分 UPDATE

自然エネルギー:千葉県に30MW級の太陽光発電所、山地でも成り立つ

日揮は2015年3月、千葉県に出力31.211MWの大規模太陽光発電所「鴨川みらいソーラー太陽光発電所」を立ち上げたと発表した。想定年間発電量は一般家庭約9000戸分の年間消費電力量に相当し、千葉県内で2番目に大きなメガソーラーである。

[畑陽一郎,スマートジャパン]
yh20160325JGC_map_250px.png 図1 千葉県鴨川市と発電所の位置

 日揮は2015年3月、千葉県に出力31.211MWの大規模太陽光発電所「鴨川みらいソーラー太陽光発電所」(鴨川市内浦)を立ち上げたと発表した(図1)。想定年間発電量は一般家庭約9000戸分の年間消費電力量に相当し、千葉県内で2番目に大きなメガソーラーである*1)。計画段階での総事業費は約100億円。

 図2は完成した太陽光発電所を南東上空から撮影した写真だ。

*1) 千葉県最大の「富津ソーラー発電所」(40.4MW)では、日揮はEPC事業者として参加している(関連記事)。

yh20150324JGC_MS_590px.jpg 図2 鴨川みらいソーラー太陽光発電所の外観 出典:日揮

 同太陽光発電所の特徴は、海岸沿いではなく、海岸線から約2.5km離れた山地に建設したこと。標高は約100m。複雑な土地形状の建設地において最大限の発電出力を可能にする設計・建設を採ったという。「土地形状に合わせて設備や太陽電池モジュールを配置したことはもちろん、基礎や土台の形状、電気設備の構成も工夫した。画期的な機器を用いたというよりも、建設における当社のノウハウを生かして既存の技術を組み合わせた形だ」(日揮)。

 事業開発、設計・調達・建設(EPC)、事業運営まで日揮が単独で行う。大蓉工業の所有地(約36万m2)を借り、2013年9月に用地造成工事を開始、2014年3月に発電所本工事に着工、2014年11月に送電線への接続工事を終え、試運転を開始、2015年1月に商業運転を開始している。今後20年間、固定価格買取制度(FIT)を利用して、東京電力に売電する。運営は日揮の100%子会社である鴨川みらいソーラー。

 採用した太陽電池モジュールは国産品にこだわったという。東芝と京セラの製品を合計約12万5000枚採用した。

 「鴨川の太陽光発電所は、当社が事業を運営するものとしては大分市の発電所に続き、2カ所目となる。今後、太陽光発電所の案件の計画はない。国内には太陽光発電所の(大規模開発が可能な)土地が少なくなっており、中東などの海外のニーズが高いと考えている」(日揮)。

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