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» 2015年05月26日 07時00分 UPDATE

電力供給サービス:水力発電1kWh増に向けまい進する北陸電力、2拠点の出力を増強

水力発電の発電量拡大に取り組む北陸電力は、水力発電所の出力増強に取り組む。新たに石川県白山市の白峰発電所と、福井県大野市の中島発電所の増強を発表した。

[長町基,スマートジャパン]

 今回増強を発表した、手取川水系の白峰発電所は、国土交通省から最大取水量を増加する許可を得て、発電所出力を900kW増加し1万5100kWとした。また九頭竜川水系の中島発電所は、性能確認試験結果により、発電所出力を900kW増加できることを確認。出力を1万8900kwに変更している(図1、図2)。

photophoto (図1)は白峰発電所の外観/(図2)は中嶋発電所の外観(クリックで拡大)※出典:北陸電力

 白峰発電所は1956年12月に、中島発電所は1957年2月に運転を開始した歴史ある水力発電所で、水車型式はいずれも立軸単輪単流渦巻フランシス水車、立軸三相交流同期発電機を設置している。今回の変更により、発電電力量は、年間約310万kWh(一般家庭約800世帯の年間使用電力量に相当)増加し、年間1850トンのCO2排出量削減効果が期待できるとしている(図3、図4、図5)。

photophoto (図3)は白峰発電所の水車/(図4)は中嶋発電所の水車(クリックで拡大)※出典:北陸電力
photo 図5:白峰発電所と中島発電所の概要(クリックで拡大)※出典:北陸電力

水力発電の増強を加速

 北陸電力は、2015年4月にも常願寺川水系小口川の小俣発電所(富山県富山市)および九頭竜川水系滝波川の滝波川第一発電所(福井県勝山市)の発電所出力を、それぞれ3万3600kW(900kW増)、1万2600KW(100kW増)へと増強している。

 同社は、再生可能エネルギーの導入を進めることで低炭素社会の実現に向けて、水力発電電力量を2020年度までに1億kWh/年程度の拡大(2007年度対比)するとしている。2014度(2015年度3月期)末での発電電力量は約6700万kWhで、今後は新規開発として出力4400kWの片貝別又発電所(富山県魚津市、発電電力量1740万kWh/年程度)を2016年5月に運転開始(部分運転開始 2015年12月)する計画もあるとしている。

photo 図6:北陸電力の水力発電電力量の推移 ※出典:北陸電力

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