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» 2016年01月06日 07時00分 UPDATE

電気料金の新プラン検証シリーズ(3):東燃ゼネラル石油の電力小売料金、3〜6%東電価格より安いメニューを設定 (1/2)

東燃ゼネラル石油は2016年4月から全面自由化される電力小売事業において、家庭用を含む低圧市場における料金プランを発表した。既存の電力会社との料金比較において、推計で戸建住宅では年間1万円、店舗兼住宅で年間1万8000円程度の割引につながるプランなどを用意している。

[三島一孝,スマートジャパン]

連載:「電気料金の新プラン検証シリーズ

 東燃ゼネラルグループは、モービル石油、エッソ石油、東燃、ゼネラル石油の4社をベースに日本資本を中心とするエネルギー関連の製販一体の企業グループである。現在、エッソ、モービル、ゼネラルのブランドで全国に約3400カ所のサービスステーション(給油所)を展開している。

 東燃ゼネラル石油ではグループの発電所や各工場の自家発電設備を生かし1994年から電力を販売。2015年からは、電力小売自由化の流れに合わせ、特別高圧・高圧分野における販売も開始している。2016年4月に低圧も含めた電力小売市場の全面自由化に際し、同社も全面的に電力小売り市場へと参入することを決め、東京電力エリアを皮切りに、関西電力エリアと中部電力エリアで電力の販売を開始する。

 東京電力エリアについては2016年1月4日から事前申し込みを開始し、2016年4月からサービス提供を行う。関西電力エリアと中部電力エリアについては、2016年4月から申し込み受け付けとサービス提供を同時にスタートさせる方針だ。

独自ブランドの「myでんき」

 同社の電力販売は、自社ブランドである「myでんき」による提供する。各販売代理店の独自ブランドでの提供も併用し、幅広い販売形態を実現するという。2016年1月4日から事前申し込みを開始しており、同時に専用のコールセンターである「myでんきお客さまセンター」と専用Webサイト「myでんき」を開設している(図1)。

photo 図1 新たに開設したWebサイト「myでんき」。料金プランのシミュレーションなどが行える(クリックでWebサイトへ)出典:東燃ゼネラルグループ

従量電灯B/Cでは東電価格より安い

 電力小売事業者として新規参入する企業の多くが、「他のサービスとのセット割」を武器にしているのに対し、東燃ゼネラル石油は基本的には電力のみの販売である。そのため特徴を打ち出すには、東京電力の価格設定より安さを訴えることが求められる。

 同社が現在料金プランを発表しているのは、離島を除く東京電力エリアのみであるが、東京電力の既存料金プランと枠組みを合わせた上で、同プランに比べて3〜6%の割引率となっている。一方で、家庭向けの従量電灯向けでは、30A(アンペア)未満のサービスを行わないなど、サービス提供先を、低圧ながらより多くの電力を使う世帯に絞り込んでいる点が特徴だといえる(図2)(図3)。

photo 図2 myでんきの従量電灯BとCにおける月額料金表(クリックで拡大)出典:東燃ゼネラル石油
photo 図3 今までの電力料金からの割引イメージ(クリックで拡大)出典:東燃ゼネラル石油
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