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» 2016年07月25日 07時00分 UPDATE

電力供給サービス:年度目標40万件を前倒し達成、東京ガスの電力販売が絶好調 (1/2)

低圧電力の販売で東京ガスが好調だ。申し込み件数は2016年7月20日時点で、年度目標である40万件を突破した。新電力ではシェアトップを独走していると見ていいだろう。今後も異業種との事業提携を進め、販路を拡大していく計画だ。

[陰山遼将,スマートジャパン]

【訂正】当初記事タイトルに誤りがありました。お詫びして訂正いたします。

 東京ガスは2016年7月21日、4月1日から供給を開始した低圧電力への申し込み件数が40万件を突破したと発表した。7月20日時点の申し込み件数は40万1000件となった。同社は電力の小売全面自由化に先駆け、1月4日から申し込み受け付けを開始。2016年度の獲得目標として設定していた40万件を約半年で達成したことになる(図1)。

図1 申し込み件数の推移 出典:東京ガス

 1月末に1万1000件だった申し込み件数が2月23日の時点5万4000件に到達。以降、3月に10万件、4月に20万件、5月に30万件と順調に顧客数を広げてきた。東京ガスは低圧電力の販売で都市ガス会社との事業提携など、販路の拡大も進めてきた。7月20日時点での40万1000件のうち、こうした業務提携先の事業者からの申し込み件数は約9500件としている。なお、現時点で既に低圧電力を供給している顧客数は33万5000件だ。

 2016年4月1日から始まった電力の小売全面自由化だが、電力広域的運営推進機関の調査によると6月末時点における全国のスイッチング件数は126万4400件となった。まだ総契約数6260万件の約2%にとどまっているが、このうち3割以上のシェアを東京ガスが獲得している見込みで、新電力ではシェアトップと見ていいだろう。

 東京ガスの申し込み件数の推移を見ると、4〜5月にかけて一度伸びが鈍化しているが、その後は回復基調にある。これは同社が6月20〜7月22日にかけて実施した切り替えキャンペーンが寄与しているという。特に貢献したのが、電力の切り替えとともに東京ガスが指定するエアコンを購入したユーザーに対し、ギフトカード5000円分をキャッシュバックするキャンペーンだ。猛暑の影響で東京ガスのグループ会社を通じたエアコン販売台数は前年比1.7倍となっており、こうした国内エアコン市場の好調がキャンペーンを通じて申し込み件数の増加を後押しした。

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