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» 2017年02月27日 07時00分 UPDATE

電気料金の新プラン検証シリーズ(42):再生可能エネルギー100%の電力を家庭に、グリーン電力証書を活用 (1/2)

再生可能エネルギー関連事業を手掛けるネクストエナジー・アンド・リソースは、家庭向けの電力販売を開始した。ブランド名は「GREENa(グリーナ)」で、グリーン電力証書の活用で、“再生可能エネルギー100%”をうたうプランを設けているのが特徴だ。全国11カ所の再生可能エネルギー発電所から、自分が応援したい発電所を選ぶこともできる。

[陰山遼将,スマートジャパン]

連載:「電気料金の新プラン検証シリーズ」

 “再生可能エネルギー100%”をうたう家庭向けの電気料金プランが登場した。再生可能エネルギー関連事業を手掛けるネクストエナジー・アンド・リソース(以下、ネクストエナジー)が販売を開始した「GREENa(グリーナ)」だ。2017年2月24日からWebサイトで申込受付を開始した(図1)。

 GREENaで販売する家庭向けの料金プランは「GREENa RE100プラン」と「GREENa スタンダードプラン」の2種類で、前者が再生可能エネルギー100%とするプランだ。

図1 「GREENa」のロゴ 出典:ネクストエナジー・アンド・リソース

 GREENa RE100プランは、提供する電力に「グリーン電力証書」を活用する。グリーン電力証書は、太陽光や風力など再生可能エネルギー電源の環境価値を証書化して評価する仕組みのこと。電力のユーザーは電力購入時に、料金に加えてグリーン電力証書を購入する。この代が購入先となる再生可能エネルギー発電事業者に助成金としてわたる仕組みだ。GREENa RE100プランは販売する電力全量にグリーン電力証書を活用する。これが再生可能エネルギー100%をうたう理由だ。

 GREENa RE100を契約する場合、ユーザーはグリーン電力証書を購入する発電所を選ぶことができる。現時点では太陽光、風力バイオマスなど、合計11カ所の発電所から選択可能だ。

料金はこれまでと一緒

 GREENa RE100プランの提供地域は、東京電力、中部電力、関西電力管内の3エリア。ファミリー向け、ビジネス向け、動力設備のある施設向けの3種類を販売する。電気料金が決まる仕組みは電力会社が従来から提供している従量電灯プランと同様だ。東京電力と中部電力管内で提供する家庭向けのプランは、アンペア数で決まる基本料金と、使用量によって電力量料金単価が変わる3段階料金で構成する従来電灯Bと同じだ。関西電力管内では、従来電灯Aと同じく15kWhまで一律の最低料金と3段階料金で構成している(図2)。

図2 GREENa RE100プランのファミリー向けメニューの電気料金(クリックで拡大) 出典:ネクストエナジー

 ビジネス向け、動力向けのメニューも電力会社の既存プランと同じ料金体系となっている。さらに料金体系だけでなく、料金単価もほぼ同じに設定されている。つまり、GREENa RE100プランは、電気料金は従来とほとんど変わらないが、使用する電力をグリーン電力証書の活用によって再生可能エネルギー100%に切り替えられるというプランである。

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