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» 2017年05月23日 07時00分 UPDATE

蓄電・発電機器:川崎に世界初の「水素ホテル」、廃プラ由来の水素をエネルギー源に (1/2)

川崎市川崎区に「世界初」の使用済みプラスチック由来の水素を活用するホテルが誕生する。芙蓉総合リースが施主として建設し、東急ホテルズにリースする「東急REIホテル」だ。昭和電工の工場で発生する水素を活用し、燃料電池で発電してホテルのエネルギーとして利用する。2018年春に開業を予定している。

[陰山遼将,スマートジャパン]
「東急REIホテル」の建設地 出典:東急ホテルズ

 国際戦略拠点として研究開発施設が集積する川崎市川崎区殿町の「キングスカイフロント」。ここに「世界初」をうたう方式で、水素をエネルギーとして利用するホテルの建設が決まった。芙蓉総合リースが施主として建設し、東急ホテルズにリースする「東急REIホテル」だ。

 キングスカイフロントは羽田空港の南西、多摩川の対岸に位置する約40ha(ヘクタール)の開発エリア内に位置し、川崎市と大和ハウス工業が国際戦略拠点として開発を進めている。

 新たに建設する東急REIホテルはRC造5階建て、延べ7530m2の規模で、大和ハウス工業が設計・施工を担当する。客室は約200室で、カンファレンスやビジネスラウンジなどを備えている。2016年末に着工しており、オープンは2018年春を見込んでいる。キングスカイフロントの付近では、2020年に多摩川をわたる「羽田連絡道路」が開通する予定だ。羽田空港へのアクセス性が向上することで、外国人観光客などのインバウンドを取り込む狙いもある。

「東急REIホテル」の完成イメージ 出典:東急ホテルズ

 東急REIホテルの設備面での特徴の1つが、大型の定置型燃料電池システムを導入する点だ。川崎区内にある昭和電工の川崎事業所から排出される水素をパイプラインで直接供給し、燃料として利用する。発電した電力や熱で、ホテル全体のエネルギーの約30%を賄う計画だという。環境省の「地域連携・低炭素水素技術実証事業」の枠組みを活用した。

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