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» 2019年01月07日 11時00分 公開

IT活用:変電設備の異常をAIで検知、巡視時間を50%以上削減

東京電力パワーグリッドが変電設備のメンテナンス業務にNTTデータのAIシステムを導入。画像・映像解析や、異音を検知するシステムを導入し、設備の巡視時間を50%以上削減することを目指す。

[スマートジャパン]

 東京電力パワーグリッド(東京電力PG)とNTTデータは2018年12月、変電設備のメンテナンス業務にAIを活用した画像・映像解析および異音検知システムを導入すると発表した。2019年度から東京電力PG管轄内の約1300カ所の配電用変電所に導入し、巡視時間の50%以上削減を目指す。

 近年、経年設備の増加および労働人口減少が社会課題となっており、東京電力PGでも約1300カ所の配電用変電所の設備保全効率化が課題となっていた。

 そこで今回、変電設備のデータを学習させたNTTデータの画像・映像解析AIシステムを導入し、油入変圧器の漏油検知、外柵など建物の異常検知、アナログメーターの自動読み取りを行う。併せて異音検知AIを活用し、機器稼働音を学習することで、ベアリングなどの損傷や劣化を判別・検知する。

 NTTデータでは、さまざまな設備を保有・運営する業界に向け、保全計画から保守までの業務プロセスを統合した「デジタルメンテナンスソリューション」を展開している。両社は2017年度に地下変電所、屋外変電所にて変電設備の異常診断実証試験を行い、巡視時間を50%以上削減できることを確認し、このたび導入を進めることとした。

 出典:NTTデータ

 変電設備異常診断ソリューションは、変電所の油入変圧器、冷却ファンなどの電力設備を対象に、油入変圧器の漏油検知、外柵等の建物異常検知、アナログメーターの自動読み取り、冷却ファンなどの異常音検知を行う。画像・映像解析AIは、Automagi(東京都新宿区)のAIソリューション「AMY INSIGHT」をベースにNTTデータが開発を行っている。異音検知AIは、NTTデータの異音検知ソリューション「Monone」を活用する。

 また、画像・映像解析AIは、ディープラーニング技術と映像解析手法を組み合わせた診断を実現可能にしている。異音検知AIは、NTTグループの技術を活用し、異常音の事前学習なしに正常音の学習のみで異常音検知ができることが特徴としている。

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