ビジネスに広がる生成AIの波。AIによる強力な自動化・効率化により、プログラミングやデザイン、果ては科学研究など、既存の業務や事業が大きく変わる可能性があるとして、世界規模で注目が集まっています。
一方、利用に当たっては注意点も多数。本連載では、生成AIに関する“失敗あるある”を繰り返す架空の中小企業を舞台に、生成AI活用の基礎的な注意点を漫画形式で紹介します。更新は毎営業日(原作:ITmedia AI+編集部 吉川大貴 画:庶務課)。
会社のルール策定を待たず始まった現場でのAI活用。しかし、待っていたのは情報漏えいにもつながり得る危険な使い方のまん延でした。効率化の意欲があるのはいいことですが……。
AIチャットサービスに入力した情報は、一部サービスではAIモデルのトレーニングに使わないよう指定できる場合もありますが、そうでない場合は送信した情報が学習されたり、そうでなくても第三者に情報を盗み見られたりするリスクがあります。
リスクを踏まえて一律禁止する選択肢もありますが、現場の「もっとラクに仕事をしたい」という意欲は往々にして止められないもの。新技術の活用意欲が高い層においては「AIを使えない職場では働きたくない」なんて声も聞かれます。
無軌道な利用が広がる前に、先んじて導入や活用のルール作りを進めるのも選択肢でしょう。では、どんなルール作りが必要なのか……についてはまた次回。
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