米Googleは6月17日(現地時間)、「Gemini 2.5」モデルファミリーの更新について発表した。
これまでPreviewとして提供してきた「Gemini 2.5 Pro」を安定版とした。同日より利用可能で、これまでPreview版(06-05)を使っていた場合は、モデル文字列を「gemini-2.5-pro」に更新することで移行できる。価格はPreview版と同じ。
開発者向けの「Gemini 2.5 Flash」も安定版になり、価格が以下のように変更され、thinkingとnon-thinkingの価格差は廃止される。
新たに、「Gemini 2.5 Flash-Lite」をPreview版として提供開始する。Gemini 2.5ファミリーの中で最も安価で、かつ最速のモデルという位置づけ。翻訳や分類のような高ボリュームでレイテンシに敏感なタスクに優れており、「2.0 Flash-Lite」や「2.0 Flash」よりも低いレイテンシを提供する。デフォルトではthinkingはオフだが、APIパラメータでオンにすることが可能。
Geminiアプリでも、Gemini 2.5 Proが利用可能になった。(Gemini 2.5 Flashは既に安定版になっている。)
Gemini 2.5 Proは、無料プランユーザーでも「限定アクセス」が可能。Proプランの場合は1日当たり100回のプロンプトが利用でき、Ultraプランの場合は「最高のアクセス」が可能になるとしている。
「Gemini 2.5 Pro」(Preview)メジャーアップデート Geminiアプリでも利用可能に
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