AI英会話アプリ「スピークバディ」を運営するスピークバディ社(東京都中央区)は7月8日、IT業界で働くユーザー向けのレッスンコンテンツ「ITプロジェクト英語」の提供を始めた。ITスタートアップ企業での業務を題材に、IT業界で頻出の表現などを学べるという。対象となるユーザーの英語レベルは、TOEICで670〜780点、実用英語技能検定(英検)で2級、CEFRでB1レベル。
スピークバディは、AIキャラクターと対話形式で英会話を学べる有料アプリ。音声認識や生成AI、デジタル音声技術などを活用したレッスンを、個人・法人向けに提供している。
ITプロジェクト英語は、ユーザーがITスタートアップのエンジニアとして働いている設定でレッスンが進む。AIキャラとの会話では、IT業界の頻出表現を取り入れながら、幅広い業種に対応する会話パターンを網羅。特に英会話のニーズが高い会議の場面については、キックオフから、進捗確認、問題解決、振り返りまでをカバーした。対面とオンライン会議どちらにも対応しているという。
レッスンには、フィリピン・セブ島出身のクライアントエンジニア「クリス」や、スウェーデン出身のUXデザイナー「アマンダ」など、さまざまな国籍・職種のAIキャラが登場する。いわゆる“アメリカ英語”の音声だけでなく、イギリスやインドで話される英語のアクセントも出てくる。また、生成AIを活用したAIキャラとのフリートーク機能「バディチャット」も利用できる。
今回公開するのは、ITプロジェクト英語の第1章に当たる「プロジェクトの幕開け」。9月には、TOEICで785〜860点、実用英語技能検定(英検)で準1級、CEFRでB2レベルの第2章「試練から成功へ」を提供予定。
ITプロジェクト英語は、個人・法人ユーザーどちらでも利用できる。スピークバディの個人ユーザーの利用料金は「1カ月プラン」で月3300円、「12カ月プラン」で月1983円。
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