ZOZOは7月29日、開発向けのAIエージェントを導入すると発表した。ZOZOグループに所属する全エンジニアが対象。1人あたり月額200ドルを基準に、コーディング向けAIエージェントである米Anthropicの「Claude Code」や、米Googleの「Gemini CLI」を使えるようにする。
ZOZOでは、AIエージェント導入にあたり、導入前の調査・検証と利用ガイドラインを作成した。これにより「社員がスムーズかつ安全に活用できるような体制を構築した」という。
ZOZOの瀬尾直利執行役員兼CTOは、今回のAIエージェント導入について「当社の開発体制の強化と開発生産性のさらなる向上を実現すると確信している」と述べる。AIは「開発者一人ひとりのスキル向上を促すパートナー」として、今後も業務にAIを活用する方針を示した。
ZOZOは2023年5月、AIコーディング支援ツール「GitHub Copilot」を導入。全エンジニアが利用できるようにした。25年4月には、GitHub Copilotで、自然言語の指示によるコーディングなどができる「Agent mode」や、コードがチェックできる「code review」も利用可能にした。また、エンジニアを含む全社員が、ChatGPTなどのAIツールを利用できる環境を整備している。
23個のAIツールを9カ月でスピード開発──ZOZO、生成AI活用に前のめり 大量展開のコツを聞いた
「GitHub Copilot全社導入」の前にたちはだかった3つの壁 ZOZOはどう乗り越えたか
Anthropic、「Claude Code」に週次レート制限設定
「Claude Code」がWindowsに対応 WSL不要で使えるように
「Claude Code」って何? KDDI子会社の解説資料が話題 動画で使い方やデモも紹介Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.