生成AIの活用を推進している企業は、大企業で43.3%、中小企業は23.4%――東京商工リサーチが8月18日に発表した生成AIに関するアンケート調査で、こんな結果が出た。
調査は7月30日〜8月6日にかけてインターネットで実施し、有効回答は6645社。資本金1億円以上を大企業(597社)、1億円未満を中小企業(6048社)と定義した。
全体では「会社として活用を推進している」企業が13.8%、「部門によっては活用している」が11.4%。合計すると約25.2%が活用に積極的という結果だ。
大企業は「会社として活用を推進している」が25.2%、「部門によっては活用している」が18.0%。中小企業は「会社として活用を推進している」が12.7%、「部門によっては活用している」が10.78%と、企業規模で大きな差が出た。
生成AIの活用を推進していない理由を複数回答で聞いたところ、最多が「推進する専門人材がいない」で55.1%。次いで「活用する利点、欠点を評価できない」が43.8%、「コストがかかる」が23.2%だった、
LINEヤフー、生成AI活用を義務化 「任意の会議は出席せず、AI議事録で把握」など
日本の個人の生成AI利用率は27% 中国81%、米国69%と大きな差 情報通信白書
生成AI利用率、10代が最多 「勉強のサポート」目的 利用サービスは「ChatGPT」が圧倒
「生成AIは期待外れ」と言ってしまう日本企業が生まれるワケ 5カ国調査で分かった、効果を実感する企業との違い
「生成AIへの投資増やす」3割、1000万円超は2割 FIXERが大企業の経営者に調査Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.