米Googleは10月2日(現地時間)、最新の画像生成AIモデル「Nano Banana」(開発者向けには「Gemini 2.5 Flash Image」として提供)を一般公開し、本番環境での利用を可能にしたと発表した。
Google DeepMindによって開発されたこのモデルは、Geminiアプリで画像生成および編集モデルとして提供されており、8月下旬に公開されて以来、すでに50億件以上もの作品を生み出しているという。Googleは、かつて専門的なツールを要した高度な機能を、一般のクリエイターが日常的に利用できるように提供していることが、創造性の爆発的な広がりを促していると強調している。
一般公開に伴い、開発者向けモデル「Gemini 2.5 Flash Image」の本番環境での利用を可能にした。新機能も追加。画像のみの出力を指定できるようになった他、コンテンツの作成を容易にするために、複数のアスペクト比に対応した。シネマティックな風景を作成するための21:9、縦長のソーシャルメディア投稿に適した9:16など、10種類の異なるアスペクト比をサポートする。
このモデルは「Gemini API」を通じて「Google AI Studio」や「Vertex AI」でアクセス可能で、開発者向けは画像生成の価格が画像1枚当たり0.039ドル(3.9セント)に設定されている。
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