米NVIDIAは10月28日(現地時間)、フィンランドNokiaとのパートナーシップを発表し、同社に10億ドル(同日時点で約1500億円)を投資する方針を示した。2社は今後、AIを統合することで通信品質を最適化した次世代の無線ネットワーク「AI-RAN」の展開や、そのインフラ構築で協力する。
Nokiaは約1億6600万株を新規発行。NVIDIAは1株当たり6.01ドルで引き受ける。これにより、NVIDIAはNokiaの株を2.9%保有する。
Nokiaは今後、AI-RANに関するソリューションに、NVIDIAが新たに発表した高速コンピューティング基盤「Aerial RAN Computer Pro」を取り入れる。一方でNVIDIAは、自社のAIインフラにNokiaが持つ光学技術などの導入を検討する。
2社はAI-RANの強化に向け、米Dell Technologiesからサーバの提供を受ける。この他、米通信キャリアT-Mobileが次世代通信規格「6G」の開発に2社のAI-RAN技術を活用することも発表した。
発表を受け、28日にはNokiaの株価が急上昇。ナスダック・ヘルシンキとニューヨーク証券取引所の両方で、発表前に比べ20%近く上昇した。
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