初の“長考”できる国産フルスクラッチLLM「PLaMo 3.0 Prime」 Qwen3-235Bやgpt-oss-120bに肉薄 PFN
Preferred Networksは3月19日、既存モデルを下敷きにせず、ゼロベースで構築した大規模言語モデル「PLaMo 3.0 Prime」のβ版をリリースした。中国産モデル「DeepSeek R-1」などの開発手法を参考に、同様の形で開発したモデルとしては国内で初めて、長考によってクオリティーの高い回答(reasoning)が可能な機能を搭載した。現在、無償利用を前提にモニター企業を募っている。
ベンチマークでは日本語・英語による指示への追従性能や対話能力で「Qwen3-235B-A22B-Thinking-2507」や「gpt-oss-120b」(長考の程度は3段階で中)に勝り、医療・法令分野も肉薄。ただし数学や、英語ツールの利用性能のうち、複数の段階で多数のツールから選んで使う能力は大きく劣った。
コンテキスト長は入力64Kトークン・出力20Kトークンと、旧モデル「PLaMo 2.2 Prime」の入力32Kトークン・出力4Kトークンから拡大した。ただしこちらも「DeepSeek V3.2」や「GPT-5.2」といったモデルには劣るため、苦手なタスクへの対応能力と合わせて今後の改善を目指す。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
こんなメディアも見られています
ITmedia AI+に関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
アクセスランキング
-
1
「トイレ」に凝ったらAI需要で大躍進――TOTO、利益の7割かせぐ「半導体」ビジネスの正体
-
2
OSSは「プルリクエストを送る」から「自分用に直す」へ? AI時代のメンテナーがPR受付を閉じると宣言した理由
-
3
深刻な「中国依存」を脱せるか 老舗問屋が動いた「空気を使った肥料づくり」とAI農業とは?
-
4
製造業の「秘伝のタレ」はAIに奪われるのか、競争力の源泉はどこにある?
-
5
東北大とアイシンがSTT-MRAM搭載AIチップを開発、16nmプロセスでは世界初
-
6
その日、メルカリは「業務を止めた」――上司と部下が対立も、AI利用率100%をかなえたCAIOの奮闘記
-
7
「AIがデータセンターを作る」 サム・アルトマンが明かす“AIが自ら増える”構想とは?
-
8
キオクシア「設備投資を急がねば……」 2027年分は完売、メモリ供給追い付くか
-
9
予算止める側だったのに「増額」進言 現場の「伸びそう」応援する“CFOの右腕”設置、MIXIに何が起きた?
-
10
農水省の“クソダサ”ポスター話題 「AIよりよっぽど良い」の声も 担当者に狙いを聞いた
SpecialPR
ITmedia AI+ SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmedia AI+をフォロー
あなたにおすすめの記事PR