iPhoneやワンセグケータイなどの普及で需要が高まっているモバイルバッテリーだが、機器を接続するためのUSBケーブルや充電するためのACアダプタやUSBケーブルが必要。こうしたケーブルの役割を1つだけでこなせるUSBケーブルを使ってみよう。
iPhoneやワンセグケータイなどの普及により、外出先でこれらの機器を手軽に充電できるモバイルバッテリーの需要が高まっている。リチウムイオン電池を用いたものからeneloopのようなニッケル水素電池が使える製品まで、種類はさまざま。また充電方法も、家庭用コンセントから充電する製品もあれば、USB給電に対応した製品、さらには両方の充電方式をサポートした製品も存在する。
こうした機器を旅行や出張で長期間持ち歩く場合、モバイルバッテリー本体のほか、機器を接続するためのUSBケーブル、そして本体を充電するためのACアダプタやUSBケーブルが必要になる。そのため、バッテリー本体がコンパクトな割には、荷物の量が意外と多くなることもしばしばだ。
例えば、単三形のeneloop2本を使って外部機器を充電できるモバイルバッテリーの「KBC-E1AS」は、充電するためのUSB mini Bケーブルが必要で、さらに外部機器を充電するには機器別のコネクタを持つ専用ケーブルが必要になる。入出力ともにUSBを経由するにもかかわらず、コネクタの形状が違うために、別々にケーブルが必要になるというわけだ。こうした例は、モバイルバッテリーでは意外と多い。
今回紹介するUSBケーブル「MBR-3GFS」は、先端のコネクタがスライド式になっており、NTTドコモ/ソフトバンク携帯電話用コネクタとUSB mini Bコネクタを、これ1つで共用できる製品だ。「モバイルバッテリー」→「ドコモ/ソフトバンク携帯電話への充電」はもちろんのこと、コネクタをスライドさせることで「USBポート」→「モバイルバッテリーへの充電」もこなせる。つまりふだん2本持ち歩かなくてはいけないケーブルを1本で済ませられる上、荷物を減らせるのである。
今回紹介したeneloop用の「KBC-E1AS」をはじめ、入力にUSB mini B、出力にUSB Aコネクタを使うモバイルバッテリーであれば、同様に利用できるはずだ。ドコモやソフトバンク以外にau用の製品もラインアップしているので、手持ちの製品に応じて導入するとよいだろう。
製品名 | 実売価格 | 発売元 |
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MBR-3GFS | 1680円 | ミヨシ |
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