「全角−半角」「大文字−小文字」などの文字種変換を効率的に行う3分LifeHacking

全角文字と半角文字の相互変換をはじめ、大文字と小文字の相互変換、さらに範囲指定したテキストをカッコやタグで囲むといった文字種変換を効率的に行うユーティリティを紹介しよう。

» 2011年03月30日 08時25分 公開
[kizuki,Business Media 誠]
全角で記述されたURL。新聞社のサイトなどでよく見かける

 新聞社のWebサイトなどでよく見かけるのが、全角文字で書かれたURLだ。おそらく縦書き表記時の名残なのだろうが、リンクが張られているわけでもなく、またWebブラウザのURL欄にコピペしても半角文字ではないのでそのままジャンプできず、たいへん不便だ。

 こうした場合は、「ArtTips」というユーティリティを使ってみてほしい。このソフトがあれば、全角文字と半角文字の相互変換をはじめ、大文字と小文字の相互変換、さらに範囲指定したテキストをカッコやタグで囲ったり、引用符をつけたり、さらには桁数をそろえたりといった具合に、文字種の変換をすばやく行うことができる。

 メニューは右ダブルクリックメニューから呼び出す。先の大文字URLの変換であれば、ブラウザのURL欄にペーストした状態で、範囲を選択して右ダブルクリック。表示のメニューから[変換]→[全角→半角]を選択すれば、アクセス可能な半角URLに変換できるというわけだ。


範囲選択して右ダブルクリックしてメニューを呼び出し、[変換]→[全角→半角]を選択すると、半角に変換できた。今回は分かりやすいようにメモ帳で作業を行っているが、もちろんブラウザのURL欄などでも行える

文字種の変換メニューはさまざま。こちらは引用符の付加および削除
カッコやタグで挟むこともできる。任意のタグも登録可能
桁ぞろえのほか、タブとスペースの相互変換も可能
半角全角変換のほか、小文字と大文字の変換、さらに頭文字の変換もできる
テキストエディタに書かれた単語をダイレクトにWeb検索することが可能。なにかと重宝する。
設定画面の一部。細かいカスタマイズが可能。ほかにも付せんやランチャー機能など多彩な機能を持つ

 今回はURLの全角半角変換を例に紹介したが、テキストエディタの補助メニューとして利用することにより、テキスト整形の効率が大幅にアップする。あちこちからテキストを引用する場合に重宝するのはもちろんのこと、さまざまな著者の原稿をチェックして表記を統一する編集職の人にとっては、一度使うと手放せなくなるツールだ。これまで全角のURLをわざわざ手入力で打ち直していた人や、IMEの再変換機能を使って半角に直していたという人は、ぜひ試してみてほしい。

本日のレシピ
ソフト名 利用料 対応OS 作者
ArtTips 無料 Windows XP/Vista/7 Sahmaro氏

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

注目のテーマ