コラム
» 2012年07月30日 11時30分 公開

ひといくNow!:年間約75億円……夏のうっかり忘れ物を防ぐ対策

これだけ暑い日が続くと、つい気が緩んでしまうもの。暑さでうっかり大事なものを失くさないためにできる、暑さ対策ならぬ忘れ物対策を考えてみました。

[原田由美子,Business Media 誠]
誠ブログ

 自動販売機で飲み物を買うためにお財布を出そうとして「あれ? ない……。どこにいったんだ?」と探し回る。あるいは、涼を取ろうと思って入った飲食店で一杯飲み、店を出て、電話をかけようとして「はっ!」と携帯電話の置き忘れに気付いてヒヤっとした――こんな経験はないでしょうか?

 暑い日は特にぼーっとして注意力が散漫になりやすいもの。そこで今回は、暑い時期の「忘れ物」を防ぐためのヒントを紹介します。

ビジネスパーソンにとって落としてはいけないもの

 1年間で届く現金の遺失届出は一体どのくらいあると思いますか? 警視庁のWebサイトによると、2010年度は総額約71億円。2011年度は約75億円でした。警視庁が定めている「遺失物」とは、「落し物」や「忘れ物」を指します。ものすごい金額ですよね。対して、拾得金額は2010年度が約2億7000万円。2011年度が2億8000万円でした。こちらもかなりの額ですね。

 なお落し物で多いのは、1位が衣類、2位が傘、3位以降は証明書類(健康保険証、免許証、パスポート他)、財布類、有価証券類(小切手、手形、商品券、図書券他)となっています。

 上記以外で、私たちビジネスパーソンが気を付けなければいけないのが個人情報を保存した情報媒体。例えばPC、携帯電話、デジタルカメラ、情報記憶媒体(USBメモリ、SDカードなど)、手帳、名刺入れ、メモなどのノート類、印刷物です。これらは常に身近で「あって当たり前のもの」なので、ついつい気を抜きがち。しかし、そんな時こそうっかりしてしまうのです。

うっかり防止のためにやっておきたい3つのこと

 ここではそんなうっかりを防ぐためにできる3つのことを考えてみます。

対策1:常に意識する

 最初にやっておきたいことは、常に意識する習慣を付けること。そのために、普段持ち歩いているものを一度洗い出し、下記サンプルのように表にしておくのがお勧めです。

 そして失くしていないかどうか確認するタイミングを決め、定期的にチェックします。表では、朝、昼、夜とチェックする時間を設けるようになっています。あらかじめ時間も決めておくとなお良いでしょう。

対策2:保管場所を決めておく

 次に置き場所を決めます。かばんなど保管場所を決めておき、確認しやすくしておくと便利です。

対策3:目印を付けておく

 万が一落とした時のために、会社連絡先など明記できそうであれば、シールを作り貼っておくのも一考です。明記できない場合は、探しやすいようにストラップを付けたりシールなどを貼っておくと判別しやすいようです。

うっかりしてしまったら

 それでも紛失してしまったら……まずは「具体的な形状」を分かりやすく伝えられるように整理し、電子機器などであれば「商品名」「シリアルナンバー」なども確認しておきます。

 その上で、落し物をしたと思われる施設と、最寄りの警察署、交番、駐在所に連絡し、届いていないようであれば「遺失物届」を警察署、交番、駐在所に届け出ます。今は、各都道府県警察のWebサイトにアクセスすると、各都道府県内で取り扱われた拾得物に関する情報をインターネットで検索できます。

 特に2007年12月10日以降「遺失物法」が改正され、交通機関やデパートなどの施設での忘れ物も2週間以内に警察に届け出れば、その拾得物を施設側で保管できるようになっているそうです。すなわち、交通機関などでの忘れ物も警察に届け出られるため、どこで忘れたか分からない場合も探しやすくなったと言えます。

保管期間は3カ月

 警察が紛失物を保管する期間は3カ月です。傘や衣類など大量に流通しているもの、あるいは1万円未満相当の物品は、2週間以内に落とし主が見つからない場合、処分するようです。

 もしここ1〜2カ月の間に失くしたものがあれば、まずは警察のWebサイトにアクセスし、検索してみてはいかがでしょうか? 都道府県別に管理しているようなので、近隣県も含め検索してみると見つかる確率が高まりそうです。あきらめていたものでも見つかるかもしれませんよ。

 暑い夏はビールなどのアルコール摂取量も増えます。落し物、忘れ物も多いそうです。意識して管理していきたいですね。

おまけ:紛失したスマホをネットオークションに出品させない対策

 ちなみにユーザー数が増加しているスマートフォン。なくしてしまったら一大事ですよね。そんなスマホユーザーにお伝えしたいのが警視庁の「拾得物公表システム」。警察に届けてくれる人以上にあり得るのが、拾った人がオークションサイトに出品する可能性です。最近のオークションサイトでは携帯電話の出品に国際移動体装置識別番号(IMEI)の記載を義務付けています。つまり、事前に自分のIMEIを知っていれば、盗難された端末が出品されても見分けることができるかもしれないんですね。IMEIを事前に確認しておくことで、盗まれた端末がオークションに出品された場合に発見できるかもしれません。

※この記事は、誠ブログ「ひといくNow! 〜人材育成の今とこれから〜:暑さで『うっかり』大事なものを失くさないために〜暑さ対策「忘れ物」を防ぐために〜」より転載、編集しています。

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