そして筆者が個人的に便利だと感じたのが、既にEvernote上に保存された名刺の画像をCardfulに取り込める点。あらかじめ名刺管理に使用するノートブックを指定し、そのノートブックに名刺の画像を保存する。それだけで、複数枚の名刺に連続でOCRをかけてデータを生成してくれる。
これなら、今までEvernote上に名刺の画像を保存していた人もスムーズに名刺のデータ化が行える。また、スキャナで名刺をまとめて取り込み、Evernote上にデータをアップロードするのもオススメ。ちなみに、連続で自動読み取りをした場合の時間の目安は300枚で約1時間(Wi-Fi接続時)となっている。
もう1つ便利なのが、メモ部分にカレンダーからの情報をエクスポートできる点だ。いつ会った人なのかを予定から参照できるこの仕様は、ほかのアプリにありそうでない。
唯一残念な点を挙げるならば、地図を立ち上げた際にiOSの標準マップしか使えないことかもしれない。ただしこれは住所をコピー&ペーストしてほかのマップアプリを使うことで対処できるので、さほど大きな問題ではない。
無料版では名刺の読み込み枚数に制限があり、初月30枚、2カ月目以降はひと月10枚まで。アップグレードすると上限なく利用できる。アップグレード価格は通常1200円と高額だが、2013年6月30日までは170円のキャンペーン価格で提供している。
これまでEvernoteを上手く使いこなせていないと感じていたユーザーも、名刺管理ツールとして活用してみてはどうだろうか?
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