Evernoteからのデータ編集もOK―――名刺管理アプリ「Cardful」を活用するスマホで始める名刺管理(2/2 ページ)

» 2013年05月01日 18時35分 公開
[今西絢美,Business Media 誠]
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今までEvernoteに入れていた名刺情報ももってこれる

 そして筆者が個人的に便利だと感じたのが、既にEvernote上に保存された名刺の画像をCardfulに取り込める点。あらかじめ名刺管理に使用するノートブックを指定し、そのノートブックに名刺の画像を保存する。それだけで、複数枚の名刺に連続でOCRをかけてデータを生成してくれる。

 これなら、今までEvernote上に名刺の画像を保存していた人もスムーズに名刺のデータ化が行える。また、スキャナで名刺をまとめて取り込み、Evernote上にデータをアップロードするのもオススメ。ちなみに、連続で自動読み取りをした場合の時間の目安は300枚で約1時間(Wi-Fi接続時)となっている。


取り込めるデータがある場合、アプリのホーム画面にアイコンが表示される(画像左)。「OK」をタップすると連続自動読み取りがスタートする(画像右)。ちなみに、すでにEvernote上に入れていた名刺画像の質は、読み取り時の状態のまま取り込む。Cardfulのカメラ機能で読み込んだ画像と同等の質をすべての名刺情報に求めるのであれば注意が必要かもしれない

 もう1つ便利なのが、メモ部分にカレンダーからの情報をエクスポートできる点だ。いつ会った人なのかを予定から参照できるこの仕様は、ほかのアプリにありそうでない。


「メモ」タブを押して「編集」を選び、画面右下のカレンダーアイコンをタップすると、カレンダーが表示される。関連する予定を選択すれば、メモに予定のタイトルが入る(画像左)。名刺データはメールで送信することも可能だ(画像右)

 唯一残念な点を挙げるならば、地図を立ち上げた際にiOSの標準マップしか使えないことかもしれない。ただしこれは住所をコピー&ペーストしてほかのマップアプリを使うことで対処できるので、さほど大きな問題ではない。

地図、電話、ブラウザ、メールをダイレクトに起動できる

 無料版では名刺の読み込み枚数に制限があり、初月30枚、2カ月目以降はひと月10枚まで。アップグレードすると上限なく利用できる。アップグレード価格は通常1200円と高額だが、2013年6月30日までは170円のキャンペーン価格で提供している。

「設定」で自動読み取りの実行回数を確認できる。ぜひともキャンペーン中にアップグレードしてほしい

 これまでEvernoteを上手く使いこなせていないと感じていたユーザーも、名刺管理ツールとして活用してみてはどうだろうか?

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