ブラウザに表示された元のウェブページと、A、B、Cそれぞれの出力結果の比較は以下の通り。Aについては上部のメニューが印刷されておらず、また背景色も出力されていない。またリンクについてはすべて無効になっている。
B、Cはほぼ同じ出力結果で、上部のメニューおよび背景色も出力されており、リンクも生きているので、クリックすればブラウザが起動してリンク先のページにジャンプできる。
プロパティについては、Aは「タイトル」にURL、「作成者」にAcrobatに設定されているユーザー名が挿入される(この2つは印刷設定で「文書情報なし」を選べば空欄になる)。アプリケーションは「PScript5.dll」、PDF変換は「Acrobat Distiller」となり、PDFバージョンは1.5となる。
B、Cは「タイトル」にウェブページのタイトル、「作成者」は空欄となる。プロパティにURLが含まれないが、文書自体のリンクが生きているので、元のページを探すのは容易だろう(フッターにも記載がある)。アプリケーションはBが「Internet Explorer」、Cが「Adobe Acrobat」と異なっている。PDF変換は「Acrobat Web Capture」、PDFバージョンは1.6で共通だ。
ちなみにファイルサイズは今回はA>C≒Bとなったが、これは設定によっても変わると考えられる。B、Cはマルチメディアコンテンツを含めることも可能なので、その場合はファイルサイズが大きくなることもあるだろう。
ビジネスの各シーンで利用するPDFファイル。このドリルを練習して、PDFを上手に活用できれば業務効率が向上し、コストの削減ができるはず! さらに、ビジネスのいろいろな問題も解決できるかもしれませんよ。
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