デキるあなたに部下が付いてこない7つの理由:3分LifeHacking
仕事内容に問題はなく、パフォーマンスも悪くない。ただ、なぜかいい部下に恵まれない……。部下が無能だと言う前に改善できるかも? しれない、リーダーの指導力チェック項目を7つ紹介します。
あなたは自他共に認める「デキる人」です。でも、なぜかいい部下に恵まれない……。部下がちゃんと仕事をせず、思ったように進まないので「最近の若い者はまったく……」とぼやきたくもなります。
そのような方にピッタリかもしれない記事が「Rajesh Setty」にありました。記事では、部下が付いてこない理由は部下が無能だからではなく、あなたの指導力の方に問題があるのでは? と問いかけています。この記事の筆者であるRajesh氏の挙げる、部下がついてこない7つのポイントは以下です。
1.あなたを今の地位に引っ張り上げてくれたスキルは、リーダーとしてのスキルと同じではない
あなたは現在「デキる上司」なのですから、あなたのパフォーミングスキルは上級レベルといえます。しかし、部下が付いてきていないのだとしたら、上司として部下を引っ張っていくスキルはまだまだなのです。自分がのし上がって行ったときと同じ方法では、部下を引っ張り上げることはできないかもしれません。
2.自分で全部やってしまって、部下に教えていない
あなたはパフォーマーとして優れているので、おそらく仕事も好きなのでしょう。部下を育てようとせず、自分で全部やってしまっていませんか? ちゃんとスキルを教えないままに部下に仕事を与えても、あなたが期待するような結果は出してくれません。問題が起きたときなども、さっそうとやってきて解決してあげてはいけません。部下に、自分で問題を解決するチャンスを与えましょう。
3.知らず知らずのうちに、部下があなたを超えないようにしている
自分のやってきたことに誇りを持つのはいいのですが、「この仕事ができるのはこの世で自分だけ!」と、部下に対して知識の出し惜しみをしていませんか? あなたのスキルが匠レベルに到達しているのであれば、なおさら惜しまず次の世代に伝えていってください。
4.個人の成功とチームの成功は違う
あなたがリーダーになるには、あなた個人の成功によるところが大きかったかもしれません。しかし、リーダーとして上に立った瞬間、求められるのは個人の成功よりも、チームとしての成功です。今まで自分を輝かせることに長けていたあなたにとっては、自分よりもチームを輝かせるようにシフトするのに多少の時間を要するかもしれません。
5.自分にスポットライトが当たっていないと我慢ならないタイプ?
輝かしい実績を積んできたあなたには、いつもスポットライトが当たっていたことでしょう。その快感を忘れられずに上に立つようになっても、自分にばかり注目を集めようとしてはチームは成長しません。自分の部下にスポットライトが当たっていても、それを誇らしいことだと思えるようになることが、あなたの成長だとも言えます。
6.自分のベストのときと比べない
あなたは今はデキる上司かもしれませんが、あなたの部下と同じぐらいの年のころには、試行錯誤の繰り返しだったことでしょう。それなのに現在、部下のことをもどかしいなあという目で見ていませんか? 部下を、自分のベストのときと比べてはいけません。若輩だったころの自分のことをよく思い出し、経験者だからできるアドバイスを適宜与えてください。
7.あなたの仕事は人材育成
リーダーとしての成功は、あなたが部下をどんな人材に育て上げたかに掛かっています。それぞれの可能性を引き出して、伸ばしてあげましたか? 人を育てることができれば、チームも育ちます。チームが育てば、会社全体としての利益も上がるというわけです。
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