――最後に、ユニークな才能ある社員がたくさん在籍しているタミヤですが、現在はどのような人材を求めていますか?
どこの学校を出ているかは全然関係ないですね。とにかく模型やプラモデルを好きな人がいい。最近は自動車会社など他の会社から転職してきた人も活躍しています。
僕は良く新入社員にも「タミヤがイヤになったらすぐに辞めていいよ」と言っています。だってその仕事を面白いと思えない人は、結局いい仕事ができないんです。そうでしょ?
学歴は関係ないのですが、できれば大学は出てもらいたいと思いますね。教養は部下を指導するときに役立ちますから。僕も大学で学んだ一般教養科目はいまだに役に立っています。自然科学論とかね。大学は単位を取るだけのところじゃないんです。やっぱり勉強というものはいいものですね。(終わり)
小林昇(こばやし・のぼる)
フリーランスのライター、編集者。1957年、神奈川県生まれ。大学卒業後、出版社に勤務。『田宮模型の仕事』(文庫版・田宮俊作著)、『伝説のプラモ屋』(文庫版・田宮俊作著)、『日本プラモデル興亡史』(井田博著)、『日本プラモデル50年史』(日本プラモデル工業協同組合編)、『静岡模型全史』(静岡模型教材協同組合編)などの編集に携わる。近著に『日本プラモデル六〇年史』(文春新書)がある。
ドラゴンボールの生みの親 『ジャンプ』伝説の編集長が語る「嫌いな仕事で結果を出す方法」
『ジャンプ』伝説の編集長は『ドラゴンボール』をいかにして生み出したのか
お金なし、知名度なし、人気生物なし 三重苦の弱小水族館に大行列ができるワケ
午後7時閉店でも店長年収1000万円超え! 愛知県「地元密着スーパー」絶好調の秘密
プロゲーマー「ウメハラ」の葛藤――eスポーツに内在する“難題”とはCopyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR注目記事ランキング