良いつながりは、思ってもみなかったようなキャリアの機会を与えてくれる可能性もあります。
米国の社会学者、マーク・グラノヴェッターによる、「The Strength of Weak Ties(弱い紐帯の強み)」という説があります。この研究では、「弱いつながりの方が転職には有用である」ことを実証しています。新たなキャリアを得た人を対象に調査をした結果、転職先の情報をもたらしたのは、家族や友人など身近な人ではなく、ちょっとした知り合いぐらいの人からの場合が多かったそうです。
これは、私自身も実体験としてあります。私は20年ほど前に、現職のグロービス経営大学院に転職したのですが、転職のきっかけは、前職の社長室長の「グロービスで勉強してみたら?」の一言でした。その方は、直属の上司ではないものの、いろいろと普段から気にかけてくださり、社内で非常に尊敬していた方でした。まさか私がグロービスに転職をするとは思ってもみなかったでしょうが(笑)。
思いがけない出会いやきっかけが、自分のキャリアや人生を変えることがあります。ぜひ内に閉じず、積極的につながりを作っていってみてください。
まとめ
どのような出会いやきっかけが、キャリアにつながるかは分かりません。しかし、積極的に行動した方がつながる可能性は高まりますよね。ぜひコミュニティやネットワークの幅を広げる努力を意図的にしてみてください。
Copyright (c) INSIGHT NOW! All Rights Reserved.
Special
PR注目記事ランキング