クルマはどう進化する? 新車から読み解く業界動向
連載
» 2020年12月07日 07時00分 公開

マツダMX-30で1800キロ走って見えたもの池田直渡「週刊モータージャーナル」(8/8 ページ)

[池田直渡,ITmedia]
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 そもそもMX-30に与えられた使命は、電動化の牽引役だ。年明けにはいよいよ国内でもEVが出る。これは以前プロトタイプに乗ったが、スーパーハンドリングマシーンと呼べる出来になるはずである(マツダのEVがスーパーハンドリングEVになった仕組み)。

 そこを起点にロータリーのレンジエクステンダーモデルや、PHVも予定されている。場合によってはロータリーによるシリーズハイブリッドもあるかもしれない。

 次の時代に向けた実験的取り組みは、全てこのMX-30がテストベッドになる予定だ。そのクルマの基礎素養がこれだけ好もしいものであったことで、期待は高まろうというものだ。

 一方で、そういう電気仕掛けが全くいらないという人にとっては、このマイルドハイブリッドもかなり良い。燃費に目がつむれるのであれば、ベストマツダだと思う。

 面白いのはグレードが1つしかないことだ。ワングレード 、FFと4WDの2種類のみで価格はそれぞれ242万円と266万円。筆者が今回借り出した4WDモデルにはオプションがフル搭載されていたが、それを全部足しても308万円。EVやPHVやレンジエクステンダーはこんな値段で買えないだろうと思うと、これはこれで結構良い買い物に思えるのだ。

筆者プロフィール:池田直渡(いけだなおと)

 1965年神奈川県生まれ。1988年企画室ネコ(現ネコ・パブリッシング)入社。取次営業、自動車雑誌(カー・マガジン、オートメンテナンス、オートカー・ジャパン)の編集、イベント事業などを担当。2006年に退社後スパイス コミュニケーションズでビジネスニュースサイト「PRONWEB Watch」編集長に就任。2008年に退社。

 以後、編集プロダクション、グラニテを設立し、クルマのメカニズムと開発思想や社会情勢の結びつきに着目して執筆活動を行う他、YouTubeチャンネル「全部クルマのハナシ」を運営。コメント欄やSNSなどで見かけた気に入った質問には、noteで回答も行っている。


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