クルマはどう進化する? 新車から読み解く業界動向
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» 2020年12月31日 07時00分 公開

浦上早苗「中国式ニューエコノミー」:テスラからの争奪戦が勃発、中国自動車業界へ参入するメガITの勝算 (1/6)

2020年の自動車業界の最大トピックは、トヨタを抜き世界首位となったテスラの時価総額だろう。販売台数ではトヨタの10分の1もないが、中国マーケットを取り込んで業界に変革を起こし、中国新興EVメーカーは勢力を拡大、さらにメガIT企業の参入も呼び込んだ。そこで21年に台風の目となりそうな、中国自動車業界の注目トレンドを紹介したい。

[浦上早苗,ITmedia]

 2020年の自動車業界の最大トピックは、テスラの時価総額がトヨタを抜いて世界首位に立ったことだろう。テスラの20年7〜9月の世界販売台数は前年同期比で44%増の13万9300台だった。そのうち3〜4割が中国で販売されたようだ。

 販売台数では、トヨタや米ゼネラルモーターズなどの10分の1にも届かないが、新型コロナ感染が抑え込まれたことで、早くから経済活動が活発な中国マーケットを取り込み、業界に変革を起こした。

 テスラの成功を機に、19年は苦難の日々だった中国新興EVメーカーも息を吹き返すと同時に、アップルなどメガIT企業の自動車参入も報じられている。ここでは、21年に台風の目となりそうな、中国自動車業界の注目トレンドを紹介する。

中国不動産コングロマリットの「恒大集団」は、21年にセダン、SUV、MPVなどのEV6車種を発売するという(出典:恒大集団のニュースリリース
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