AI insideの衝撃【前編】売上を250%成長させるSaaSの逆セオリー(2/7 ページ)

» 2021年03月12日 05時00分 公開
[早船明夫ITmedia]

AI insideとはどんな企業か?

AI inside概要

 AI insideは渡久地社長自身が行ってきた人工知能(AI)研究をもとに、15年に設立したスタートアップです。

 現在の主なサービスは、手書きの請求書や受発注帳票などあらゆる書類を、高精度でデジタルデータ化するSaaS型のプロダクト「DX Suite」です。

 これまで企業は、顧客などから受け取った紙ベースの書類を担当者が手入力でデータ化することが頻繁にありましたが、AI-OCR(AI技術を取り入れた光学文字認識機能)である「DX Suite」を用いることで、手書き文字であっても99.9%以上の精度でデータ化が可能となり、人件費を大幅に削減することが可能となりました。

 現在「DX Suite」の契約件数は1万2900件にのぼり、AI-OCR 市場では64%のトップシェアを誇っています。

※株式会社ミック経済研究所2020年2月発刊「AI OCRで拡大する OCRソリューション市場動向 2020年度版」より


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