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調査リポート
» 2021年04月24日 17時20分 公開

コロナ禍でもヒットした映画「劇場版鬼滅の刃 無限列車編」『シン・エヴァンゲリオン劇場版』 ヒットの要因は?

 映画館で観(み)たいと思う映画は「元より好きな作品」や、「感動を与える作品」であることが、デジタルマーケティングを手掛けるGEM Partners(東京都港区)の調査で判明した。

[ITmedia]

 映画館で観(み)たいと思う映画は「元より好きな作品」や、「感動を与える作品」であることが、デジタルマーケティングを手掛けるGEM Partners(東京都港区)の調査で判明した。

 新型コロナウイルスの流行で2020年は映画館の閉鎖、そして今年に続く外出自粛と、映画館で映画を観ることへのハードルが高まっている。一方で、国内歴代1位の興行収入となった『劇場版鬼滅の刃 無限列車編』や、現在大ヒット中の『シン・エヴァンゲリオン劇場版』などといったヒット作品も生まれた。

phot 『劇場版鬼滅の刃 無限列車編』(アニプレックスのリリースより)
phot 『シン・エヴァンゲリオン劇場版』のポスター(© カラー)

 そこで「映画館で映画を観ること」の価値に着目し、「映画館で観たいと思う映画」「映画館で映画を観たいと思う理由」を、映画劇場鑑賞者(20年に映画館で映画を1本以上鑑賞した人)を対象に調査した。

 「映画館で観たいと思う映画」のランキングをみると、上位4位の理由が「好きなシリーズの作品」「好きだから早く見たい作品」「好きな俳優、女優、声優が出演している作品」「好きな原作(ドラマ・アニメ・漫画・小説など)の映画化作品」だった。好きなシリーズや原作作品、キャストを早く観たいことが、チケット代を払ってでも映画館で観ることの強い動機であることがうかがえる。

phot 2020年 映画劇場鑑賞者における「映画館で観たいと思う映画」ランキング

映画館で映画を観たいと思う理由は?

 映画の内容としては、「感動して泣ける作品」が全体の5位にランクイン。7位の「スリルがあって、ハラハラ・ドキドキできる作品」、9位の「現実ではないような、異世界感を味わえる作品」、13位の「笑える作品」を抑えた。映画館では感動できる映画が、内容面で最も求められている。

 また「映画館で映画を観たいと思う理由」の上位2位は、「大画面・高画質で鑑賞できる」「大音量・高音質で鑑賞できる」で、次いで「集中して鑑賞できる」「非日常感が味わえる」が挙がった。好きなシリーズ・原作作品・キャストをいち早く、「大画面・高画質」「大音量・高音質」の最高の設備で観る。また、集中できる非日常的な環境で、感動できることが映画館でチケット代を払う最大の価値であることが分かった。

 「映画館で観たいと思う映画」について性別や年代別で見ると、女性が「映画館で観たいと思う映画」に多くの要素を持っていることが分かった。項目でみると、全体で3位の「好きな俳優・女優・声優が出演している作品」は、女性の若者から年配の両方が観たい作品だ。「好きなアーティストが主題歌・劇中歌を担当している作品」は、女性の若年層が観たい作品となっている。「SNSやメディアで話題になっている作品」「友人と観に行って楽しめそうな作品」も同様だった。

 アーティストや楽曲を含めSNSなどで取り上げられる話題性やイベント性のある作品は、若い女性が映画館で観る価値があると捉えていることが読み取れる。

phot 2020年 映画劇場鑑賞者における「映画館で観たいと思う映画」性年代分布

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