ぐるなび、楽天デリバリー事業とテークアウト事業を承継 「食の総合サービス」化を目指す

» 2021年06月29日 23時52分 公開

 ぐるなびは、楽天が運営する「楽天デリバリー」事業とテークアウト事業を7月1日より承継することを発表した。食の総合サービスへの進化を目指す。

 ぐるなびが運営する飲食店情報サイト「ぐるなび」は、6月26日に開設25年を迎えた。多くの飲食店やユーザーが利用し、サイトの月間ユニークユーザー数は4400万人(2020年12月時点)、ぐるなび会員数は2116万人(21年4月1日時点)、総有料加盟店舗数は5万5763店(21年3月時点)と、日本最大級の飲食店情報サイトへと成長した。

飲食店情報サイト「ぐるなび」の沿革

 杉原章郎社長は、「ぐるなびは、EC、デリバリー、テークアウトなど多様な食に関するサービスや『食のコミュニティー』を包括し『食の総合サービス』化を進める。飲食店は、ぐるなびの多数のサービスから自店に合うものを選んで利用でき、ユーザーは食べたいものやシーンに合わせて食の予約や購入が完結できるサービスを展開する。サイトによる飲食店の販促支援と業務支援に注力し、さらなる飲食店の支援につなげていく」とコメントした。

ぐるなびの杉原章郎社長

 最近では、飲食店を探す際にグルメサイトを利用するだけでなく、特に10代を中心とした若い世代はGoogleマップで飲食店を直接検索したり、Instagramに投稿された写真やYouTubeなどのSNSを参考に店を探す人も少なくない。そのような傾向の中、今回のぐるなびの取り組みは功を奏すか。

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