「THE ROYAL EXPRESS 〜HOKKAIDO CRUISE TRAIN〜」の運行は今年で3回目だ。22年の運行回数は8月から9月にかけて、わずか8回。そのうち前半3回と後半5回のコースが異なる。列車に宿泊設備がないため、いずれも宿泊は高級旅館・リゾートホテルである。
後半3回のコースは昨年と同じ。札幌〜池田(ワイン城)〜(専用バス)〜十勝川温泉泊〜釧路〜川湯温泉〜知床斜里〜知床半島〜知床泊〜知床斜里〜北見〜(専用バス観光)〜遠軽〜旭川〜(専用バス)〜富良野泊〜旭川〜札幌。旅行代金は3名1室1名当たり72万円〜、1名1室100万5000円。
前半3回は新コースで、一部が変更されている。札幌〜帯広〜十勝川温泉泊〜(専用バス観光)〜阿寒湖泊〜(専用バス)〜北見〜遠軽〜旭川〜(専用バス)〜富良野泊〜(専用バス観光)〜旭川〜札幌。旅行代金は3名1室1名当たり76万円〜、1名1室106万円。バスによる周遊観光が多めで、知床・釧路には立ち寄らず、内陸の上士幌地域を楽しむルートだ。
これこそ「もういちど乗りたいけれど、2度目も同じルートでは面白くない」というリピーターを意識した内容である。ツアータイトルは「THE ROYAL EXPRESS 〜HOKKAIDO CRUISE LIMITED〜」だ。LIMITEDは限定版の意と思われるけれど鉄道であれば特急(LIMITED EXPRESS)を連想するから、「特別な」という意味も掛けているのだろう。
新たに設定された「HOKKAIDO CRUISE LIMITED」は2日目に内陸部を経由。鉄道ではアクセスできない宿泊施設とタイアップした(出典:東急、THE ROYAL EXPRESS 北海道クルーズプランのご案内 電子版パンフレット)
次の「新幹線」はどこか 計画をまとめると“本命”が見えてきた?
ドラえもんがつくった地下鉄は公共交通か? ローカル線問題を考える
2025年の大阪・関西万博で、鉄道の路線図はどうなるのか
なぜ「時速5キロの乗り物」をつくったのか 動かしてみて、分かってきたこと
新幹線だけじゃない! JR東海の「在来線」はどうなってるのかCopyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR注目記事ランキング