――イトーキに来て、オラクルの時と比べて足らない点を感じたことはありますか。
スピード感です。日本企業がそうなのかもしれませんが、アクションを起こすときに「構え」「狙え」「撃て」の、「狙え」の時間が長い。IT業界では、最新技術をキャッチアップしようとドッグイヤーで経営しているので、まずは「構え」「撃て」で、外れていたらアジャストして狙いを定めなおしてすぐにまた「撃て」、と言ってきました。
「オフィス3.0」の世界になって、これからは早く撃つことが一番重要になるので、社員には「スピード感を持つように」と口を酸っぱくして言っています。その場合、当事者は「勇気」をもってアクションを起こすことが必要で、多少ずれていても良いから、早く撃たせるための「勇気」を社員に持たせることが必要です。
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