主人公の浮世英寿(うきよ・えーす)らが、出自も目的も不明な謎の敵「ジャマト」の脅威から、街の平和を守るためのゲーム「デザイアグランプリ」に参加する様子を描く。公式サイトによると「ゲームの参加者たちが仮面ライダーに変身し、敵を倒したり、人々を救ったりすることで得られるスコアを競い合いながら、勝ち残ることを目指す」という。フォートナイトやApex Legendsが世界的にヒットし、子どもたちにも人気であることからゲームを舞台とした。
グランプリの最終勝者には、「理想の世界をかなえる権利」が与えられるといい、自らの願望を実現するべく、作中ではライダー同士の対決も描かれるようだ。テレ朝の宣伝担当は「ゲームが舞台だが、仮想空間内ではなく、現実世界でエリアとルールを決め、参加者同士が戦う」と説明している。
これまでも1作品に複数のライダーが登場し、対決する作品は多くあったが、ライダー同士の生き残りをかけた戦いが主題であれば『仮面ライダー 龍騎』(2002〜03)以来とみられる。Twitter上でも龍騎と比較する声が複数挙がっている。
龍騎ではミラーワールドという仮想空間の中で、13体のライダー同士が自らの願いを叶えるため、生き残りをかけて戦う様子がシリアスに描かれた。最終回前に主人公が死亡するという衝撃的な展開も話題となった他、09年には『KAMEN RIDER DRAGON KNIGHT』として米国でリメイク作品が放映されるなど、一部では根強い人気を誇る。
一方で龍騎はストーリー展開が複雑で、子どもよりも大人向けの作品との見方が強い。同じ“バトルロワイアル”系統の作品として、ギーツがどう差別化を図り、高い視聴率獲得につなげるのか注目を集めそうだ。
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