同社のお客さま相談センターは、「お客様の代弁者」であることを意識しているそうだ。同時に、お客さま相談センターは「会社を守れる唯一の部署」であるという。松村センター長は「健康危害などさまざまなリスクを管理する役割があるからこそ、常に『一歩対応を間違えると会社自体が危機に陥ってしまう』と感じています」と話した。
「お客様相談センターは、会社の立場でものをいうのではなく、お客様と会社の中立的な立場でいる必要があります。お客様に寄り添うのはもちろんですが、会社に寄り添わないわけではありません。耳の痛いお話もたくさん寄せられますが、生活者の目線を忘れずに、お客様の声をしっかり伝えることが大事だと考えています。
一方で、世の中の動きを1番感じる部門だな、とも感じていて。例えば、コロナ禍に入ってから『購入した商品を全てアルコールで吹いているのだが、賞味期限まで消えてしまう』という意見が寄せられて、びっくりしたことがあります。お客様の生活、行動の変化を最初にキャッチできるので、事業部にできるだけ速く伝えて、できるだけ速く改善をしたいと考えています」(松村センター長)
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