すかいらーくがそばチェーンに参入した背景には、コロナ禍での大人数の食事機会減少がある。同社がメインで展開していたファミリーレストランは、家族での利用が多かったことから、コロナ禍で来店者が減少した。
そこで、同社は少人数での利用に狙いをシフト。近年の人気の高さを背景に、商材をそばとし、1人当たりの満足度を高めることとした。
埼玉県白岡市は、自家用車での通勤者が多いことから、1号店は交通量が多い道路に面したロードサイドに出店した。今後はロードサイドだけでなく、駅前の小型店舗での出店も含め、全国チェーン化を目指す。ガストを改修した1号店のように、自社の他業種店舗からの転換も順次進める方針だ。
同社の担当者は「落ち着いた空間で、利用者の期待を上回る商品とサービスを提供していきたい」と意気込んだ。後発として競合にどう対抗していくのか、同社の今後の動きに注目が集まりそうだ。
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