生成AIビジネスに参入した新興企業を紹介する連載「生成AIスタートアップの挑戦」。
第5回で取り上げるのは、AIエージェント「Heylix(ヘイリックス)」を開発・提供するAI inside(東京都渋谷区)だ。Heylixは、生成AI・予測AI・画像認識AIなどのテクノロジーを掛け合わせて、ユーザのあらゆるタスクを自律的に支援してくれるAIの相棒「Buddy(バディ)」を生成する。ユーザーはバディの支援により、あらゆる業務を自動化し高度なDXを実現できるという。
同社は東証グロースに上場しており、「AI民主化の推進役」を標榜している。日本語LLM「PolySphere-1(ポリスフィア-ワン)」を独自に開発していて、生成AI・LLMを活用したサービスの事業化も発表した。
生成AIによって日本企業のDXはどの程度、進展するのか。回答者は同社代表取締役社長CEOの渡久地択氏。
社名 | サービス概要 | 顧客が受ける恩恵 | サービスの強み | リスク対処 | ビジネスチャンス |
---|---|---|---|---|---|
エクサウィザーズ | 株主総会の想定問答作成を支援 | IR業務を効率化 | 大企業のニーズを把握、エンジニアも多い | 生成AIの処理は国内で実施 | コスト削減の余地が大きい業務に拡大できる |
Spiral.AI | 個性を有した会話が可能なAIコミュニケーションツールを開発 | 対話していて楽しいコミュニケーション体験 | AIに個性を付与する各種技術ノウハウ | ISMSなどの国際・業界基準に沿った情報管理 | ユーザーフレンドリーなUI/UXに仕立てていくかが非常に肝要 |
リーガルスケープ | 法令検索などのプラットフォームを提供 | 気になる法的論点などを1分足らずで提供 | 自然言語処理技術・生成AIをいち早く法務調査に応用 | 生成AIに詳しい弁護士複数名から助言 | 法情報をデジタル化し価値を最大化すること |
ABEJA | 独自AIプラットフォームで企業にDX支援 | ゼロPoC(実証実験)で運用が可能 | 検討から運用までのスピードの速さ | AIに関する課題を討議する外部有識者委員会を設置 | LLMが企業DXの起爆剤に |
AI inside | マルチモーダルAIを簡単に作り・使い・共有できるプラットフォーム | 文書、画像、音声などあらゆるデータを活用した高度なDXの実現 | マルチモーダルなインプット/アウトプット実現 | 国内サーバーで専用のプライベート環境を構築 | 自律型AIを研究開発し「AIの民主化」へ |
各社の回答(要約) |
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