バンクーバー店のオープン初日は予想の3倍ほどの売れ行きで、1日で1218杯のうどんを販売した。その後も、開店前に行列ができる日が続いているという。
「オープン初日の一番人気は『肉玉うどん』で、『肉うどん』や『カレー肉玉うどん』も好評でした。一方で、『かけうどん』や『ぶっかけうどん』はそれほど需要が高くなく、具材が多いメニューが人気でした」
オープンから約1カ月が経過した現在も、人気のラインアップは変わらない。1人で天ぷらを3つ、4つと注文する人もいて、客単価が高い傾向もあるそうだ。
「平日は大学生が目立ち、週末はファミリーが増えます。全体的にアジア系の方が多いですが、それ以外の方もいますね。最も混み合う時間帯はディナータイムです。多くの人が複数人のグループで訪れており、すでに他国の丸亀製麺を訪れたことがある、あるいは食べたことはなくてもブランドを認知しています」
ランチも行列ができているが、待つほどの時間が取れずに来店を断念している人も一定数いるという。これほどの反響の理由は、ブランド認知率の高さのほか、手頃な価格帯も大きいと三澤氏は説明する。
「この価格で日本と同じ品質のうどんが食べられるのは、並んででも訪れたい強い動機になっているはずです。『見たことがあるブランドだから行ってみたい』と友人同士で誘い合って訪れる方も多いです」
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