ソニーマーケティングは4月21日、ソニーのAV/IT製品ユーザー向け会員サービス「My Sony Club」を2010年5月25日に開始すると発表した。
My Sony Clubは、ユーザーが所持(および今後購入)するソニー製品に関わる各種情報を統合し、ユーザー個別のパーソナライズページとして提供する無料の会員制サービス。主に、
などのサービスを用意し、個人ユーザー向けの購入前から購入後を含めたサポート体制をさらに強化する。目標会員数は今後1年をめどに1000万人。2011年までに製品の90%をネット接続対応にする方針を掲げるソニーにおいて、ソニーブランドのイメージ向上やユーザー満足度の最大化を図ること、そして購入者に対し「ソニーファン・ソニーサポーターになってもらう」「今後も同社製品を」──などをより訴求する考えだ。
この背景には、技術やインフラの進化に加え、機能や利用スタイルも変化・進化している昨今のデジタル機器に備わる多彩な機能について、理解できないことが増えた、使いこなすのが難しいと感じる一般層の声が高まっている現状がある。
ソニーは過去5年で電話コールセンターシステムの一新、購入前から購入後まで一貫して製品サポートを行う新会社の設立、実タッチポイントとなる実店舗・直営店の拡大(東京・銀座、大阪、名古屋など)、2009年にリニューアルしたソニー製品情報サイトなど、購入検討から比較・体験、購入、購入後まで、それぞれを連携した製品サポート体制を敷いてきたが、「あるユーザーにとっては、情報が多すぎて情報が散在してしまっていたのも事実」(ソニーマーケティング 社長)という。新サービスのMy Sony Clubはこの点を重視し、ユーザーが必要な時に、適切な情報だけを入手できる「ワンツーワン型/パーソナライズ化した統合サポートサイト」に仕上げた。
「購入前から購入後、場合により保証・修理という一連の流れの中で、My Sony Clubはソニーの中に散らばるさまざなな情報を、ユーザーが所持する(登録した)ソニー製品に応じてユーザーそれぞれのマイページにて統合してお伝えできる。この製品でどんなことができるのか、どんな楽しみ方があるのか、どんなときにどう使えるのか──など、ソニー製品を使うことによって得られる感動や驚きを、My Sony Clubでさらに分かりやすく、明確に提供できるようになる。性能やデザインは当然として、今後、ソニー製品を選んだ理由はMy Sony Clubがあったからと言われるようなサービスを目指したい」(栗田社長)
ソニースタイルでの製品購入などで付与され、購入代金や修理費用、クーポン類などで利用できるソニーポイントは、新たにANAマイレージやEdy電子マネーなどと交換できる提携プログラムを新たに追加するとともに、対象の国内ソニー製品(主にAV/PC機器本体──VAIO、VAIO関連アクセサリー、ブラビア、テレビ関連アクセサリー、Blu-rayレコーダー、α、サイバーショット、ハンディカム、ウォークマン、AIBOなど)を登録することで得られるようにもなる。
付与ポイントは1機種につき500ポイント。対象製品であれば、家電量販店や通販などソニースタイルやソニーストア以外で購入したものも購入後に登録できる。対象製品の詳細は「ソニー 500ポイントプレゼント対象製品一覧」を参照。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR