ミラーレスの躍進が印象的だった2010年のデジタル一眼だが、実際に多くの台数を販売したのはどのモデルか。GfK Japan調べによる本年度の販売ランキングをまとめた(集計期間3月29日〜12月19日)。
2010年のデジタル一眼を語る際にミラーレスタイプの躍進は語り落とせないところであるが、年間の販売ランキングではミラーレスタイプはNEX-5の2位が最高で、1位はデジタル一眼レフのキヤノン「EOS Kiss X4」となった。ただ、10位までを見ると、ミラーレスタイプが4機種ランクインしており、実売データからもミラーレスタイプが大きく躍進していることが分かる。
この集計は販売台数に基づくものなので、販売台数を伸ばしやすいエントリークラスの製品が多くランクインしているが、そのなかで異彩を放っているのがニコンのミドルクラス製品「D90」で、レンズ違いの2キットがランクインしている。D90はここに並ぶ製品の中では比較的古い(2008年9月発売)こともあってか、「AF-S DX18-200G VR2レンズキット」「AF-S DX18-105G VRレンズキット」のいずれも中級機としては比較的(Amazon.co.jpではAF-S DX18-105G VRレンズキットが8万7800円で販売されている)に販売されており、値ごろ感の評価がロングヒットの要因といえそうだ。
振り返ると低価格な入門機とミラーレス、それに値ごろ感のある中級機がヒットした2010年のデジタル一眼市場といえそうだ。
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