GfK Japan調べによる、デジタルビデオカメラの販売ランキングをまとめた。ソニー“ハンディカム”の人気が高く、ミドルクラスの「HDR-CX560V」、エントリークラスの「HDR-CX180」がワン・ツーを飾っている。3位にはパナソニックの「HDC-TM45」がランクインしている。
順位 | 前回順位 | メーカー | 製品名 |
---|---|---|---|
1位 | 1 | ソニー | HDR-CX560V |
2位 | 2 | ソニー | HDR-CX180 |
3位 | 3 | パナソニック | HDC-TM45 |
4位 | 4 | 日本ビクター | GZ-HM450 |
5位 | 5 | 日本ビクター | GZ-HM670 |
6位 | 6 | キヤノン | IVIS HF R21 |
7位 | 7 | パナソニック | HDC-TM85 |
8位 | 8 | パナソニック | HDC-TM90 |
9位 | 12 | ソニー | HDR-CX700V |
10位 | 13 | キヤノン | IVIS HF M41 |
ビデオカメラについては今年春の各社発表から、モデルの追加・入れ替えがほとんどないこともあり、売れ筋は5月のゴールデンウィーク時からほぼ変わらない(→ビデオカメラ総合販売ランキング(5月2日〜8日):ビデオカメラはエントリークラスが売れている 60pは必要?)。6月末にはパナソニックがガングリップタイプのビデオカメラ「HX」シリーズを販売開始しているが、ランキングに影響を与えるほどの反響は得られていないようだ。
ガングリップタイプといえば三洋電機の「Xacti」シリーズが有名だが、同社は既にパナソニックの子会社となっており、「パナソニックのガングリップタイプビデオカメラ」はXactiではなく、「新カテゴリー製品」として紹介されている。ちなみにこの「HX」シリーズ、8月22日まで、購入者を対象にバッテリーと充電器を抽選でプレゼントするキャンペーンが行われている。
Xactiシリーズは記録方式にAVCHDではなくMP4を採用するなど、いわゆる家庭用ビデオカメラというより、デジタルカメラの動画機能を特化させたという性格を強く持つ製品だが、「片手でほぼ操作が可能なビデオカメラ」(防水は一部モデルのみ)なオンリーワン製品として一部では人気を博していたりする(→勝手に連載!「海で使うIT」:秋の巡航を“自慢”するなら、フルハイビジョンの「Xacti DMX-CA100」がいいみたい)。
ブランドはいうまでもなく企業の大切な財産。LUMIXシリーズへの統合という案があったのか、はたまたパナソニック的な要素がさらに多く投入された次モデルからXactiブランドを使うのか、ビデオカメラだからブランド名はなしとした(パナソニックのビデオカメラにはLUMIXのようなブランドネームはない)のかなど、想像はいろいろできる。
ただ、HX-WA10が「ガングリップ形状の防水ビデオカメラ」なのにXactiブランドではないのは、非常にもったいないと感じてしまう。2003年から続くブランドなのだから、継承してよかったのではないかとも思う。夏の暑さに水辺が恋しくなるとそんなことを考えるのです。
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