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» 2011年08月30日 08時30分 公開

携帯性と利便性に優れた小型軽量ミラーレス――オリンパス「E-PL3」 (2/3)

[鈴木吾郎,ITmedia]

上位モデルを超える高速連写

 そのほかの機能としては、露出や感度、ホワイトバランスのブラケット機能、シャッタースピード最大3段分の効果を持つボディ内手ブレ補正、画質の傾向を切り替えるピクチャーモード、5種類の比率を選べるマルチアスペクト、最大2コマの多重露出、AVCHDによるフルHD動画モードなどを搭載する。

 画像に特殊効果を加えながら撮る「アートフィルター」は全6種類に対応。E-P3の全10種類に比べると少ないが、RAWで撮影すれば付属ソフトによる現像の際に全10種類の効果を適用可能になる。E-P3にある電子水準器は、残念ながら搭載していない。また縦横センサーが非搭載のため、縦位置で撮影した画像を自動で回転表示することはできない。

 上位機E-P3に勝る部分としては、連写スピードが挙げられる。E-P3の秒間3コマに対して、E-PL3は秒間4.1コマに対応。さらに手ブレ補正をオフにした場合には、最大で秒間5.5コマまでスピードアップする。

 撮像素子には、E-P3と同じく4/3型有効1230万画素のハイスピードLive MOSセンサーを搭載。画像処理エンジンは「TruePic VI」で、最高感度はISO12800をサポートする。ISO800くらいまでは高感度ノイズはあまり気にならずISO1600でも実用レベルだ。初期設定では、シャープネスがほどよく強調された見栄えのする画質が得られ、好みに応じてシャープネスや彩度、コントラストなどを細かくカスタマイズすることもできる。

 E-P3に比べて一部の機能が省かれているとはいえ、画質やAFレスポンスに大きな違いは見られず、E-PL3はコストパフォーマンスの高い製品に仕上がっている。大きくてクリアな有機ELの表示とタッチパネル操作を重視するならE-P3を、携帯性のよさとバリアングル液晶の利便性を優先するならE-PL3を選びたい。

photophoto 「ライブガイド」を表示すると、色の鮮やかさや明るさ、背景のぼけ量などを素早く調整できる(写真=左)、動画は最大で1920×1080のフルHD記録に対応し、フルHD(ファイン)の場合、最長で約22分の連続記録ができる(写真=右)
photo 新レンズ「M.ZUIKO DIGITAL 45mm F1.8」を装着。ボディもレンズも小型軽量なので取り回しに優れ、ホールドバランスも良好だ
photophoto カラーバリエーションは写真のシルバーのほか、ホワイト、ブラック、レッドが用意される(写真=左)、カメラ内RAW編集機能では、アートフィルターやピクチャーモードを後から変更することができる(写真=右)
photo アートフィルター「ポップアート」とアートエフェクト「ホワイトエッジ効果」を適用。絞り優先AE(F5.6 1/3200秒) 露出補正:±0 ISO200 ホワイトバランス:オート 焦点距離:42ミリ レンズ:「M.ZUIKO DIGITAL 14-42mm F3.5-5.6 II R」
photo アートフィルター「ドラマチックトーン」とアートエフェクト「スターライト効果」を適用。絞り優先AE(F3.5 1/25秒) 露出補正:±0 ISO400 ホワイトバランス:オート 焦点距離:14ミリ レンズ:「M.ZUIKO DIGITAL 14-42mm F3.5-5.6 II R」

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