デジタルカメラではありませんが、スマートフォンやタブレット端末にもカメラが搭載されています。そして、スマートフォン向けにはトイカメラやジオラマ風、カラー効果などが楽しめるデジタルフィルターアプリが数多くあります。
こうしたスマートフォンなら、パソコンで行った面倒な行程や高価なソフトを購入することなく、デジタルフィルターを手軽に楽しむことができます。ここからは、「パソコンは面倒、簡単に楽しみたい」という方向けに、スマートフォンを利用したデジタルフィルターについて紹介していきたいと思います。
「PEN pic」はオリンパス「PEN」のアートフィルターをiPhoneで楽しめるiPhoneアプリです。iPhoneのカメラで撮影した画像や、フォトアルバムから読み込んだ画像に対して、アートフィルターを適用できます。搭載されているアートフィルターは、ポップアート、ファンタジックフォーカス、デイドリーム、ライトトーン、ラフモノクローム、トイフォト、ジオラマ、クロスプロセス、ジェントルセピアの9種類です。
「CAMERAtan」トイカメラやアーティスティックな効果が盛りだくさんに詰まったアプリです(170円)。トイカメラ風だけでもで4種類、さらに3種類のバリエーションがあります。これら多数のデジタルフィルターを重ね掛けも可能で、カラー効果にフレーム効果などのデジタルフィルターを重ね掛けして写真を仕上げることができます。あれこれ考えるのが面倒なときは、どんな効果が掛かるか分からない「ランダム」がオススメです。

左右にスワイプすると画面を切り替える事できる。画面を切り替えても画面左下には、Randomのアイコンが表示される(写真=左)、試しにRandomを選んでみたところ、なかなか良い感じの写真に仕上がった。このようにRandomは、面白い効果に出会えることがあるので、試してみて欲しい(写真=右)「MiniaturePhotoCreator」はミニチュアフォト(ジオラマ風写真)を作成するAndroidアプリです。
写真を読み込み、ピントを合わせたいところをタップして、ボケの量やコントラスト、彩度を設定してミニチュアフォトを完成させます。写真によっては明るさや彩度が違うので、コントラストや彩度が個別に調整できる点が便利です。ボケ量の調整は、画面左下のスライダーを調整することで行います。
基本的に画面をタップして、ピント位置を決めるだけですので、画像加工に不慣れな方でも使いこなせると思います。
「Dramapic」は、カラー調整系のデジタルフィルターとフレームが搭載されたアプリです。PEN pic同様、画面下に並ぶアイコンをタップすると効果がプレビューできますので、気に入った効果が見つかったら、写真をタップして保存します。画像は320×480ピクセルにリサイズされますが、ブログ、SNS、メールなどに使用するのであれば十分でしょう。
上記のアプリ以外にも、iOS/Android端末で使えるデジタルフィルターアプリはまだまだあります。これらのアプリは出力サイズの限られるものが多く、プリント用途には適さないものもありますが、ブログやSNS、メール添付などといった用途であれば、十分にその効果を楽しめることかと思います。
デジタルフィルター機能を搭載したデジタルカメラをお持ちでなくとも、まずはこうしたアプリでデジタルフィルターに触れ、より積極的に楽しみたいと思ったところで、搭載デジタルカメラを手にするというのはいかがでしょうか。
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