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“子どもと遊べる”楽しい防水カメラ 「COOLPIX S30」(1/3 ページ)

» 2012年05月08日 10時35分 公開
[荻窪圭,ITmedia]
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 子どもというのは昔からカメラが好きなもので、デジカメ時代になると撮ったものをその場で見られるからますます拍車がかかり、1枚撮るたびにこっちにやってきてモニタをのぞき込んだり、ちょっと貸して!といって持って行ったり。

 どこかにぶつけたり、置き忘れたりしやしないかと親はハラハラしたりするんだけれども、カメラを持って遊んでる子どもって実に楽しそうなのである。1枚撮ってはわざわざ見せに来たりする。おもしろいもんである。

photo ニコン「COOLPIX S30」 丸みを帯びててちょっとオモチャみたいでかわいい

 そんなシチュエーションに最適、ってカメラがニコンから出たのだ。こども専用カメラ、というわけではないんだろうけど、見れば見るほどそこをメインターゲットにしているとしか思えない。

 それが「COOLPIX S30」(以下S30)である。

子ども向けデジカメの条件を満たすS30

 子ども(そうだな、6〜10歳くらい)の誕生日プレゼントや、小学校の入学祝いに最適なデジカメとは何かを考えると面白い。

 頑丈であること。子どもであるからして、どうしても落としたりぶつけたりは避けられない。覚悟の必要がある。その点S30は頑丈である。80センチの落下に耐えられる耐衝撃性能を持っているし、角が全部丸くなっていてぶつけたりぶつけられたりしても一点に衝撃が集中しない。本格的なアウトドアカメラとしては心許ないが、日常生活耐衝撃と思えば十分だろう。

 ストラップが両吊りであること。カメラは置き忘れが日常茶飯事なので首からぶら下げておくのが一番無くしにくいし、ぶつけにくい。S30は両吊り可能である。

photo レンズとフラッシュが中央にあるシンメトリーな感じが面白いl_hi_DSC_7062.jpg,photo,上面もシンメトリー。電源ボタンを中心に、左に動画、右に静止画のボタンがある。ストラップホールも両側に

 防水であること。子どもは「機械は往々にして水に弱い」ことを理解してないので雨の中でも公園の噴水でも気にせず使う。だから防水だと安心である。S30は3メートル防水。ダイビングには無理でも、子どもが遊ぶ範囲であれば十二分な性能だ。

photo 防水耐衝撃仕様なので、水辺でも平気。ただ、海水や温泉で使ったときは60分以内に真水で洗いましょう

 ボタンが大きくて操作が簡単なこと。モードダイヤルは間違って回しやすいのでよくない。その点、S30は常識にとらわれないきれいなボタンレイアウトで、左に動画、右に静止画、中央に電源と間違えようがないくらい大きなボタンが並んでるし、ダイヤルもないのだ。

 安いこと。おもちゃ的に乱暴に扱えるのが魅力なわけで、高機能で高価格なものは求められない。むしろ買いやすい価格である方がいい。S30は実売が1万円前後と安いのがいい。

 運用が簡単であること。子どもがメインに使うならできるだけ運用も楽な方がいい。S30のバッテリーは単三形乾電池2本。アルカリ乾電池ならどこででも手に入るし、普段はエネループなどのニッケル水素充電池を使えば長期的な出費も抑えられる。メディアの着脱はしづらいが、まあメディアは入れっぱなしにして、パソコンに吸い上げたいときはUSBケーブルを使うのがいいだろう。

 というわけなのだ。

photo バッテリーは単三形乾電池2本。SDカードとバッテリーをいれ、黄色い中蓋を閉じてから、外側のカバーを閉じる。防水性を高めるためだろう。写真では見えないが、SDカードスロットの左(カバーのヒンジ付近)に小さなUSB端子がついている
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