「今日から始めるミラーレス一眼」企画の1回目では比較的低価格かつ、持ち運びが苦にならないサイズのミラーレス一眼をソニー「NEX-F3」、パナソニック「DMC-GF5」、オリンパス「PEN Lite E-PL3」、ニコン「Nikon 1 J1」、ペンタックス「PENTAX Q」と5機種ピックアップして、仕様とサイズを比較しました。今回はキット付属の標準ズームレンズを組み合わせたサイズ感や特徴をチェックしてみたいと思います。
・ストロボ内蔵&操作性向上 進化した新しい「3」 ソニー「NEX-F3」
・使い勝手向上、正常進化のちいさなミラーレス「DMC-GF5」
・携帯性と利便性に優れた小型軽量ミラーレス――オリンパス「E-PL3」
・「COOLPIX」でも「D」でもない新しいカメラ――「Nikon 1」
・本気で遊べる“ナノ一眼” ペンタックス「PENTAX Q」
まずはそれぞれキットレンズのスペックをおさらいしながら、ズーム操作などのサイズ変化と、手にした際の「持った感」をチェックしてみましょう。
NEX-F3のキットレンズである「E 18-55mm F3.5-5.6 OSS」は、今回紹介する5機種のキットレンズのなかでは最も大きいレンズとなります。長さについては、広角端で最も短く、望遠端で最も長くなります。
ピックアップした5機種の中ではボディサイズの一番大きなNEX-F3ですが、実際に構えてみると、意外なほどの小ささに驚かされます。ボディには大きく張り出したグリップが設けられているため、カメラをしっかりと持つことができます。5機種の中でナンバーワンの持ちやすさです。
レンズ名称 | E 18-55mm F3.5-5.6 OSS |
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35ミリ換算焦点距離 | 約27-82.5mm |
開放絞り | F3.5-5.6 |
最短撮影距離 | 25センチ |
光学式手ブレ補正 | あり |
サイズ | 最大径62×長さ60ミリ、約194グラム |
5つのなかで一番小さいのが、この沈胴式機構を採用した「LUMIX G X VARIO PZ 14-42mm/F3.5-5.6 ASPH./ POWER O.I.S」です。電源をオンにして使用可能状態としても極端に長くなることがなく、広角/望遠端に操作してもそれほど長さは変わりません。
DMC-GF5は手に隠れるほどのコンパクトなボディであるにも関わらず、小さめながら、指がかりの良いグリップが設けられています。ただ小さいだけではなく、使い勝手にこだわったデザインといえます。ズームはレバーを上下に動かすだけの電動ズームとなっているため、ブレないようなホールディング状態をキープできる点が特徴です。
レンズ名称 | LUMIX G X VARIO PZ 14-42mm/F3.5-5.6 ASPH./ POWER O.I.S |
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35ミリ換算焦点距離 | 約28-84mm |
開放絞り | F3.5-5.6 |
最短撮影距離 | 広角端20センチ/望遠端30センチ |
光学式手ブレ補正 | あり |
サイズ | 最大径61×長さ26.8ミリ(沈胴レンズ収納時)、約95グラム |
未使用時(レンズロック状態)は比較的小さな「M.ZUIKO DIGITAL 14-42mm F3.5-5.6 II R」ですが、ロックを解除してレンズを繰り出すと約1.5倍ほど長くなります。ズーム操作をすると望遠端時は、広角端時よりほんの少し長い状態となります。
グリップのないフラットなデザインのE-PL3は、左手でレンズとボディを支えるようなイメージです。ボディに対してレンズの直径が小さいため、右手には余裕が生まれ、窮屈で持ちにくいということはありません。
レンズ名称 | M.ZUIKO DIGITAL 14-42mm F3.5-5.6 ? R |
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35ミリ換算焦点距離 | 約28-84mm |
開放絞り | F3.5-5.6 |
最短撮影距離 | 広角端25センチ/望遠端30センチ |
光学式手ブレ補正 | なし |
サイズ | 最大径56.5×長さ50ミリ(沈胴時)、113グラム |
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