雨が続くだけならまだいいが、天候が変わりやすい日々が続くと、雨の予報にあきらめていたのに突然晴れてたり、晴れの予報だというから撮影に行こうと予定をいれたら雨模様で、当初雨だと予報されてた翌日はカラッと晴れたり。この振り回される感じがなんともたまらないのだが、雨なら雨で、雨っぽい、じっとりした写真もまたよいものである。
本格的に雨中の撮影に挑むなら、防じん防滴のカメラが欲しいし、傘よりもカメラマン用のポンチョがいいし。それにカメラ用のレインカバーがあるとなお良いのだが、そこまでは気合いをいれないで、散歩ついでに撮ってみようという感じで、ふらりとカメラを持って雨中散歩。
傘越しにあじさいを撮ってみたり、
夜だと街の灯りを透かしてみたりできる。
ビニール傘が良いのは透明なこと。色がついた傘だと傘の色が写りに影響したり(特に近寄ってマクロで撮るとき)、傘の影で暗くなったりするから。レンズにはフードをつけること。レンズの先はどうしても傘からはみだしがちだし、レンズに雨粒がつくのは避けたいしで、フードがあればけっこう違う。
で、できるだけ濡らさないように注意しつつ撮る。
雨を直接撮っても楽しい。雨粒が跳ねる瞬間は……素直にシャッタースピードを早めに設定して連写してみるべし。
光の加減やシャッタースピードで波紋の写り方は変わる。シャッタースピードは速い方が瞬間を止められて波紋がきれいに出る。
天気が悪いときは、そのジトっとした感の出る写真にすると楽しい。湿気が多い日本の初夏感を出すには、暗めの被写体をマイナスの露出補正でアンダー目に。
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