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» 2012年09月06日 13時43分 公開

これ1台でほかはいらないかも――全域F2.8の24倍ズーム機“LUMIX”「DMC-FZ200」 (2/4)

[荻窪圭,ITmedia]

マイクロフォーサーズのG5に似たデザインと使い勝手

 撮影時にはEVFとバリアングル式の液晶モニタを利用できるが、自動切り替えのアイセンサーはついてない。それはちょっと残念な点。操作系はハイエンドデジカメ的というか、かなりマイクロフォーサーズ機の最新モデル「DMC-G5」と似ている。

photophoto 正面から見るとますますG5っぽいがレンズは外せない。ただ全体としては小ぶりで、扱いやすい(写真=左)、背面から。EVF/LCDでボタンで切り替え。右上の電子ダイヤルは全体の操作性をアップしている。これで液晶がタッチパネルならうれしかったのだが、さすがにそこまでは無理か。ともあれ操作性はミラーレス一眼に近くてよい感じだ(写真=右)
photophoto 上面から。グリップ部がしっかり飛び出てるのでホールド性はいい。上部にはズームレバー、モードダイヤル、録画ボタン、連写ボタン、Fnボタンが並ぶ(写真=左)、液晶モニタはバリアングル式なので好きなアングルで狙うことができる(写真=右)

 背面右上にはクリック付のダイヤルがあり、各種パラメーター変更に使えるし、露出補正はクリックして回すだけど快適。上面にひとつ、背面にふたつと機能割り当ての可能な「Fn」キーが装備されていて、カスタマイズの幅は広い。コンデジとしては申し分のないデキだ。

 撮影機能はお馴染みのおまかせiA、P/A/S/Mにクリエイティブコントロールとシーンモードというところ。おまかせiAはインテリジェントオートでいわゆる「フルオートモード」なのだがこのモードのままでもあれこれ幅広く設定できる。 「iA+」にしておけば絞り値や露出補正などを任意にコントロールできるので、好みのタイミングで開放F値であるF2.8の明るさを楽しめる(フルオートだとなかなか開放にしてくれない)。

 さらにメニューで「ブレピタ」「i手持ち夜景」「iHDR」のオンオフをコントロールできる。ブレピタは被写体の動きを見てISO感度とシャッタースピードをコントロールする機能で、ISO400以降はシャッタースピードを「手ブレしなければOK」なレベルにとどめてISO感度をあまり上げない傾向にあるが、これをオンにしておけば被写体がじっとしてない場合などにISO感度を上げてシャッタースピードを速めにしてくれる。

 i手持ち夜景は夜景だと判断すると、複数枚連写して合成することでノイズの少ない夜景写真を撮れる。ただし、オンにしておくと常に画角が少し狭くなる。連写時の構図のずれを考慮して余裕を持たせてるのだろう。よって、夜景写真を撮らないならオフがお勧め。iHDRは逆光だとカメラが判断すると露出を変えて連写してHDR写真を撮ってくれる機能で、つまり、撮影モードがiAのままでも、幅広いシチュエーションに対応できるのだ。

photophoto モードダイヤルを回すと画面上で仮想ダイヤルが連動する(写真=左)、iAモードで使うときは何はともあれメニューのここをチェック。これらのオンオフでカメラのふるまいはけっこう変わってくる(写真=右)
photophoto Fnボタンやサイドレバーなどへ、けっこう細かく機能を割り当てることが可能だ

 クリエイティブコントロールは他のLUMIXシリーズ同様、ハイキーやローキー、インプレッシブアートなど14種類のフィルタを適用できる。シーンモードは人物や風景といったシーンに加え、パノラマ、手持ち夜景、HDRも含まれている。手持ち夜景やHDRを手動でかけたいときはこちらから。

 動画はフルHDで、AVCHDとMP4のどちらかを選べる。付属バッテリーはDMC-G5と同じ。持ちは非常によく、CIPA規格で540枚の撮影が可能だ。なんとなく、いろいろな部分でG5と似てるなと思ったら、バッテリまで一緒だったとは。

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