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» 2012年12月13日 17時42分 公開

小型化と低価格化で身近になったフルサイズ一眼レフ――キヤノン「EOS 6D」 (2/4)

[永山昌克,ITmedia]

Wi-Fi機能とGPSユニットを標準装備

 ボディ左肩にはモードダイヤルを備え、フルオートからフルマニュアルまでの計10モードを選べる。EOS 5D Mark IIIとは異なり、ビギナー向けのシーンモードも用意されている。いっぽう右肩側には、左から順にAF動作/ドライブモード/ISO感度/測光モードの各専用ボタンと表示パネル照明ボタンを装備する。これらのボタン配列は、EOS 60Dから継承したもの。EOS 5D Mark IIIのような、1つのボタンに2つの機能を割り当てた操作系よりもシンプルで分かりやすい。

photo 天面の左側に、ロック機構付きのモードダイヤルを搭載する
photo 天面の右側には、モノクロの情報表示パネルや、各種の操作ボタンを装備する

 背面のマルチコントローラーについても、EOS 5D Mark IIIのような小型のレバータイプではなく、EOS 60Dのようなやや大型のタイプを採用している。またEOS 5D Mark IIIでは液晶の左側にあった再生ボタンや拡大/縮小ボタン、消去ボタンは液晶の右側に移動し、右手のみで素早く操作可能になっている。

 背面のライブビュー撮影ボタンを押した場合には、液晶モニターにライブビューが表示される。ライブビュー時のAFは、これまでの他のEOSと同じく、コントラストAFが作動する「ライブ1点AF」と「顔優先ライブAF」、位相差AFが作動する「クイックAF」の計3モードに対応する。コントラストAFの速度に目立った進化はなく、あまり速いとはいえない。ライブビューは静物や風景撮影用と考え、動きの激しいシーンを撮る場合はファインダーを利用したほうがいいだろう。

photophoto 電源はリチウムイオン充電池「LP-E6」。CIPA準拠の撮影可能枚数は、ファインダー撮影で約1090枚(写真=左)、記録メディアはSD/SDXC/SDHCメモリーカードが利用でき、UHS-I規格にも対応する(写真=右)

 機能面の見どころは、EOSシリーズでは初めてWi-Fi機能とGPSユニットを標準装備したこと。Wi-Fi機能では、スマホやタブレット、パソコンなどとワイヤレス接続し、カメラ内の画像の閲覧や削除、レーティング設定、メール送信などが行える。例えば、撮影後の移動中に、カメラをカバンから取り出さずに画像のチェックをしたり、撮ったその場で画像をスマホに転送する、といった使い方ができる。

 また、スマホの画面上にライブビューを表示し、スマホ側の操作でEOS 6Dのシャッターを切ることも可能だ。スマホ用のアプリ「EOS Remote」(iOS/Android)ではリモート撮影のほか、絞りやシャッター速度、ISO感度、AF測距点などの調整も行える。

 内蔵GPSについては、機能をONにしておくだけで自動的にGPS衛星を捕捉し、撮影地の位置情報をExif情報として画像に付加できる。カメラを持って移動したルートを記録するロガー機能も備えている。

photophoto スマホ用アプリ「EOS Remote」のホーム画面(写真=左)、「EOS Remote」で、カメラ内の画像を表示した状態(写真=右)
photophoto スマホ以外にも、ほかの無線LAN内蔵カメラやパソコン、プリンターとの連携ができる(写真=左)、GPS機能の設定画面。ロガーをONにすると、LOG形式のログファイルを自動保存できる(写真=右)
photo 付属ソフト「Map Utility」では、撮影画像や移動の軌跡を地図上に表示できる

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