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F1.2レンズ搭載、上位機には強化したWi-Fi機能も “Everio”「GZ-VX895」「GZ-V675」

» 2013年01月09日 11時16分 公開
[ITmedia]

 JVCケンウッドは1月9日、デジタルビデオカメラ“Everio”の新製品「GZ-VX895」「GZ-V675」を1月下旬より販売開始すると発表した。価格はいずれもオープンで、実売想定価格は64GバイトのメモリとWi-Fiを内蔵したGZ-VX895が10万円前後、32Gバイトのメモリを内蔵したWi-Fi非搭載のGZ-V675が9万円前後。

photophoto 「GZ-VX895」

 幅36ミリのスリムボディに新開発の総画素1276万画素 裏面照射型CMOSセンサーと、こちらも新開発の広角29.4ミリからのF1.2レンズを搭載。裏面照射型CMOSセンサーと明るいレンズの組み合わせによって、室内など低照度環境(最低照度1ルクス)でも明るく撮影できる。前面にはLEDフォトライトとビデオライトも備えており、動画/静止画いずれの撮影でも必要ならば光量を追加できる。

 レンズは35ミリ換算29.4〜409ミリ(動画撮影時、ダイナミックズームOFF)のズームレンズで、光学式手ブレ補正も備える。デジタルズーム機能「ダイナミックズーム」を併用すれば、21倍相当の超望遠撮影も可能だ。

 GZ-VX895は昨年に発売された「GZ-VX770」などと同様に無線LAN機能を搭載しており、ワイヤレスでのモニタリングおよび録画開始/停止などの基本操作が行えるほか、人の顔や動きを検知すると静止画を撮影して登録されたメールアドレスに画像添付したメールを送信する「お知らせメール」や、最大15秒のショートムービーを登録されたメールアドレスに送信する「ビデオメール」などを利用できる。

 本体に記録された映像をスマートフォンやタブレットへ送信する「動画・静止画転送」機能については、従来機が640×480ピクセルまでの対応となっていたところを1280×720ピクセルまでのサポートとなった。加えて、iPhoneやiPadなど、iOS搭載機で用いられるiFrameでの転送も行える(960×540/28Mbps、1280×720/36Mbpsでの転送に対応)。

 そのほかにも撮影映像をワイヤレスでPCに自動バックアップする機能も搭載するほか、スマートフォン/タブレットに専用アプリをインストールすれば、アプリからの操作で記録画面に得点を表示するスポーツ観戦や記録に活用できる「スコアリング」機能も利用できる。

 そのほか撮影関係の機能として、GZ-VX895/V675のいずれも被写体に応じた設定をカメラが自動的に行う新「インテリジェントオート」や自動風切り音カット機能、「K2テクノロジー」記録モード、タイムラプス/フレームイン撮影、300fpsの高速撮影などを備える。本体サイズは本体サイズは36(幅)×57(高さ)×115.5(奥行き)ミリ、約230グラム(GZ-VX895)/約210グラム(GZ-V675、いずれもバッテリー装着時)。GZ-VX895はアーバンブラウンとミルキーゴールド、GZ-V675はアーバンブラウンとローズレットとそれぞれ2色のカラーバリエーションを用意する。

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