CP+ 2013のパナソニックブースは、昨年末に販売開始された同社マイクロフォーサーズ機のフラグシップ「DMC-GH3」がメイン。ブース内には多彩なレンズを装着したGH3が実際に試写可能な状態で多数用意されているほか、プロ写真家の「推奨撮影機材」が作品とともに紹介されており、交換レンズを含めたシステムとしての充実をアピールする内容となっている。
レンズについては先日発表された小型標準ズームレンズ「LUMIX G VARIO 14-42mm/F3.5-5.6 II ASPH./MEGA O.I.S」や、Photokinaでモックアップが展示された150mm/F2.8と42.5mm/F1.2が参考展示されている以外は、すべて既存製品の展示。ただ、「LUMIX G VARIO 35-100mm/F2.8 POWER O.I.S」などを始めとした数多くのレンズを実際に試用できるほか、複数本を持ち歩いても軽量であるなどのメリットを強く打ち出していた。
システムとしての軽量については、カメラマンのアイラ・ブロック氏を通常使用するシステムの紹介がユニーク。ブロック氏の標準撮影機材はフルサイズ機を中心に構成すると約7.3キロに達するが、DMC-GH3でシステムを組めば約2キロになるという。

アイラ・ブロック氏のDMC-GH3を中心としたレンズシステム。「LUMIX G VARIO 100-300mm/F4.0-5.6 MEGA O.I.S」など5本で構成されている(写真=左)、「LUMIX G VARIO 35-100mm/F2.8 POWER O.I.S」の装着状態(写真=右)ブロック氏と同様に、ブース内ではプロ写真家の作例と推奨撮影機材が合わせて紹介されていた。プロの写真家がどんなレンズを選び出して撮影に挑んでいるのかがかいま見え、レンズ交換式カメラをシステムとしてどう運用していくかの参考になるだろう。紹介されている写真家は、海野和男氏、塙真一氏、佐藤ケイジュ氏、越智隆治氏、新美敬子氏など。
コンパクトデジタルカメラについては、発表されたばかりの光学20倍の高倍率コンパクト「DMC-TZ40」やWi-Fi搭載のタフネスモデル「DMC-FT5」などを展示。24ミリからの光学5倍ズームを搭載しながら最薄部14ミリという超スリムボディを実現した「DMC-XS1」については外装カスタムも参考展示されている。また、DMC-GH3のWi-Fi連係機能を使って、Androidタブレットをディスプレイ代わりにリモート撮影するデモも行われている。
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